tetrapletrapの川島蹴太が日本に来ているので、夜逢いに行く。
そう、もちろん"大阪に"なんだけど"日本に"、
と言うのも彼は現在、中国は上海でレコードレーベルをやっていて、
今回はニューシングル『淋しい熱帯魚』のプロモーションで来日。
引きこもりの僕も負けじと来難（波）！！
なんばのお好み焼き屋さんで小麦粉三昧、
その後、赤犬りしゅうさんのお店"マンティコア"に行ってドーナツトーク、
と思ってたら、本当に誰かがドーナツ持ってきた。

ネオ渋谷系ブーム、もうちょっと最近の子の為にわかりやすく言えば、
『デトロイトメタルシティ』という漫画とその映画のブーム。
それをも知らない子でもほらタワレコに行ったら、
長髪のデーモン小暮みたいなシールがもらえて、
え何？「そもそもデーモン小暮閣下がわからない」って！？
絶対うそだー！知らないのに何で"閣下"ってつけてるんだよー、え、お父さんが？
あ、そう、そんな世代なのかぁ。
まぁ、ブームの引き金を弾いた張本人が彼で、早い話、天才です。

講演会でも才能って何だろうという質問や考えることがあって、
僕はそんなものは処女に抱くファンタジーや、
諦める為の常套句のようなものだと思っていて、
技術的なもの、目に見えるものは大体がコツコツと努力すれば手に入ります。
あるとすればそれ以外の何か。雨の中の猫や仔犬の鳴き声で
「もう、しょーがねーなぁ！オレアレルギーだし、大家さんに怒られても知らねーぞ！！」と
思わず振り向き抱き上げてしまうような、
それでいて蹴太は作戦大成功とペロッと舌を出して、
次の日には自分から姿を消すのでしょうけど、
そんな部分を才能と呼ぶのだと思います。

長々と書きましたが、早い話、僕は彼が大好きで、
「"渋谷系"とか"閣下"とか知らねーよ」という方も、
是非テトラプルトラップという名前だけ憶えといて欲しい。
来年から再来年、部屋に連れて帰ってしまったみなさんの動物の
首輪の裏の名前を見て、あぁ、あの時のとなりますことを。

大阪は夜の３時、通天閣まで送っていって、
迎えに来た彼の友人に記念写真を撮ってもらう。。もはや主役が誰かわからない恐るべき構図、さすが彼の友達だ！フリッパーズギター再結成の瞬間を僕は見てしまった！
これはビリケン様の日記。


元気でまた逢おうね。