昨日は渋谷club asiaPにてS▲ILSのライブに行く為、
バンドワゴンは高速道路をひとっとび。お客さんも出演者もスタッフも、手塚治虫先生が小学生の時に、
コンパスを使わず黒板に描いた、それはそれはとても丸い円のようで、
豊福さんのドラムがご機嫌、僕らもこれまで東京でした中で
一番ニッコリするものを放出できました。友達の娘の為に歌をうたってあげたら、ライブ終演後、
「ちょっと外歩かへん？」と言われ、「ここらへんはなにもないから帰ろうよ～」と返すと、
「あるやん。ほら、アレ何て読むん？」と彼女の指差す先には"休憩4500円"と書いてありました。
そう、渋谷のホテル街の真ん中でこんな簡単な字も読めず、
３歳のガールにたじたじの僕。義務教育は全く歯が立ちません。そうは言っても、外面的に悪いのは100％僕の方なので、
角にパトカーが見えたところで急いで会場に戻り
楽屋にてエイプリルズの今井さんやテトラ蹴太くんを交え一緒にお絵描きしていると、
彼女のパパの頭に髪の毛が３本しか生えていなくて、
「髪の毛少ないなぁ～」と言うと５本に描き足していました。
それでも少ないと思うけど、充分気持ちは伝わってくるから絵は不思議です。

その後は髪の綺麗な女の子と食事をして色々お話しました。
慣れない土地はいつも何処でも肩がきゅっと緊張するものなのですが、
窓際の席から空に浮かんでいく阿部野の路面電車がふっと見えたので、
彼女と旅を出来たらどんなに素敵なことだろうと思ってみても、
外面的にはホテル街を恨めしそうに見つめ"ちんちん（電車）"と連呼してるだけなので、
また会場に戻り、いくつかのサインや似顔絵を書いて、イベントは終了。
スタッフの皆さまもおつかれさま。

打ち上げ会場には出演者やスタッフの他にも、さすがにギターポップイベント、
Hazel Nuts Chocolatoのゆっぱちゃんも居て、
少しお話した印象の勇ましさは全然へなちょこではなく、
Keyのジョシーが"あの娘の可愛さはクオリティが違う"としきりに白旗を揚げていました。
いやいや、負けておりませんよ。勇ましさのクオリティが。エレキベースの坂本さんとテトラ蹴太さんはレーベルもされているので、
アーティストと社長の２つの顔がくるくる変わり、面白かったです。
藤野のオジキと今井さんは色々な席を回って、さすがやなぁと眺めていました。
飼原さんと菅原さん改め"RIKACO"のトークに眠たくなり、
はじめに見えた円の正体はこれだったのかと妙に納得して、
僕らのワゴンはまた夜を飛ばし、向う先は朝まで。