イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
by kazekissa
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さようなら、こんにちは。
第4回目の個展『PORTRATION』がおわりました。
まだ堀江にあった頃のdigmeoutCAFEで行った
第3回目の個展のタイトルは「私少女」でした。
これまた"私小説"という言葉をもじった造語なのですが、
今考えてみると"私の少女"というよりも、私が、いや僕が少女であり、
女の子の仮面を被った僕の空想絵物語だったように思います。
やってる時はもうただ無我夢中ですが、ふと立ち止まって振り向いてみると、
夏祭りにずらっと並ぶスポットライトを浴びたお面屋さんが、
大人になると少しビクっとなるように、「ちょっと、気持ち悪いな~」という思いがありました。
なので、次の個展は自分でなく、人に目を向けようと思っていました。
と同時に、音楽のライブのように前知識のない人でもとりあえず楽しめる
娯楽性と爆発力のあるものがしたいと日々考えては5年の月日が流れていました。
そんなある日、今年はじめのことです。
お友達の柏木くんに誘われ、最近では恒例になっている、
大阪教育大学にて講演会という名のトークショーをした時のこと、
そもそも有名人なんかのサインを欲しいと思ったことのない僕は、
「じゃあ似顔絵描いてあげるよ。横向いて。」と言ってしまうので、
「今回は文化祭の最終日、学校自体の閉館時間があるので、
サインはいいけど、似顔絵は描かないでね!」と柏木くんに釘を刺されたにも関わらず、
「どうしても描きたいなぁ」という女の子がふと前に並んだので、
気付いたら伝家の宝刀「横向いて」を抜いてしまっていました。
「内緒だよ」と言おうと再び顔をあげると、
彼女の後に並んだ70人の列とアチャーと顔に手を当てた主催者の柏木くん。
その模様は長くなるので、日記をさかのぼってもらうとして、
その時描き終えて割れるほど頭が痛かったんだけど、
「これだ!」と思い次の日には自転車を飛ばして四天王寺の坂をいっきに下り
ART HOUSEで急ブレーキ、「個展します」と吉竹さんに言いました。
だけどまだ足りない。似顔絵は本人は嬉しいけど、その人を知らない人からすれば、
「ふ~ん」くらいなのです。描いてはその場であげるいつもの場合ならそれはいいけど、
展覧会となれば、数で圧倒するのも3秒後には「ふ~ん」に変わってしまいます。
そこでその場でその人のパーソナリティを引き出し、20分という制限時間で僕の絵と融合させる、
ポートレイトとイラストレーションでポートレーションという形を取ることにしました。
会期中の様子はこれまたART HOUSE吉竹さんの日記を参照してもらうことにして、
300人描き終えて思ったことは、↑に掲げたコンセプトを達成した充実感よりも、
今まであまり話したことなかったけど、こういう嵐のような瞬間を通して仲良くなれた、
そのことがありがたく、嬉しいことです。 その中でもパーソナリティを引き出す間、手が止まってしまう姿を見つけて、
すっと脇をすくい上げてくれた竹内くん、聞き役に徹する姿勢、お見事でした。
その不規則になるタイムスケジュールを管理してくれたnumさん、
髪をきゅっと結い1階でテキパキと動く姿が格好良かったなぁ。
そして搬入と搬出を手伝ってくれた柏木くんと大阪教育大学の後輩たち。
母校がもうひとつ出来た気分になりました。
そして最後に吉竹さん、その大きさにただただ尊敬です。もう言葉になりません。 気付けば2週間の個展ではなく、20日間の300人による展覧会これにて終了です。
月末までには絵が届くでしょう。
遠くから来てくれたみなさま、またライブでそちらには行くので、
その時はよろしくお願いします。
そっとしておいてくれた友人たち、ただいま。
ありがとう。 ねぇ、僕のガール、今度は本を出そうか。
「うん、そうしよう。」
まだ堀江にあった頃のdigmeoutCAFEで行った
第3回目の個展のタイトルは「私少女」でした。
これまた"私小説"という言葉をもじった造語なのですが、
今考えてみると"私の少女"というよりも、私が、いや僕が少女であり、
女の子の仮面を被った僕の空想絵物語だったように思います。
やってる時はもうただ無我夢中ですが、ふと立ち止まって振り向いてみると、
夏祭りにずらっと並ぶスポットライトを浴びたお面屋さんが、
大人になると少しビクっとなるように、「ちょっと、気持ち悪いな~」という思いがありました。
なので、次の個展は自分でなく、人に目を向けようと思っていました。
と同時に、音楽のライブのように前知識のない人でもとりあえず楽しめる
娯楽性と爆発力のあるものがしたいと日々考えては5年の月日が流れていました。
そんなある日、今年はじめのことです。
お友達の柏木くんに誘われ、最近では恒例になっている、
大阪教育大学にて講演会という名のトークショーをした時のこと、
そもそも有名人なんかのサインを欲しいと思ったことのない僕は、
「じゃあ似顔絵描いてあげるよ。横向いて。」と言ってしまうので、
「今回は文化祭の最終日、学校自体の閉館時間があるので、
サインはいいけど、似顔絵は描かないでね!」と柏木くんに釘を刺されたにも関わらず、
「どうしても描きたいなぁ」という女の子がふと前に並んだので、
気付いたら伝家の宝刀「横向いて」を抜いてしまっていました。
「内緒だよ」と言おうと再び顔をあげると、
彼女の後に並んだ70人の列とアチャーと顔に手を当てた主催者の柏木くん。
その模様は長くなるので、日記をさかのぼってもらうとして、
その時描き終えて割れるほど頭が痛かったんだけど、
「これだ!」と思い次の日には自転車を飛ばして四天王寺の坂をいっきに下り
ART HOUSEで急ブレーキ、「個展します」と吉竹さんに言いました。
だけどまだ足りない。似顔絵は本人は嬉しいけど、その人を知らない人からすれば、
「ふ~ん」くらいなのです。描いてはその場であげるいつもの場合ならそれはいいけど、
展覧会となれば、数で圧倒するのも3秒後には「ふ~ん」に変わってしまいます。
そこでその場でその人のパーソナリティを引き出し、20分という制限時間で僕の絵と融合させる、
ポートレイトとイラストレーションでポートレーションという形を取ることにしました。
会期中の様子はこれまたART HOUSE吉竹さんの日記を参照してもらうことにして、
300人描き終えて思ったことは、↑に掲げたコンセプトを達成した充実感よりも、
今まであまり話したことなかったけど、こういう嵐のような瞬間を通して仲良くなれた、
そのことがありがたく、嬉しいことです。
すっと脇をすくい上げてくれた竹内くん、聞き役に徹する姿勢、お見事でした。
その不規則になるタイムスケジュールを管理してくれたnumさん、
髪をきゅっと結い1階でテキパキと動く姿が格好良かったなぁ。
そして搬入と搬出を手伝ってくれた柏木くんと大阪教育大学の後輩たち。
母校がもうひとつ出来た気分になりました。
そして最後に吉竹さん、その大きさにただただ尊敬です。もう言葉になりません。
月末までには絵が届くでしょう。
遠くから来てくれたみなさま、またライブでそちらには行くので、
その時はよろしくお願いします。
そっとしておいてくれた友人たち、ただいま。
ありがとう。
「うん、そうしよう。」
by kazekissa
| 2008-05-21 17:41
| 日記