イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
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拝啓、さくら先生。
さくらももこ先生の漫画版ひとりずもう下巻が出ました。 これはちびまる子ちゃんの大人編というか、
中学から漫画家デビューまでのさくら先生の自伝ですね。
さくら先生がデビューしたのは、僕がまだ小学生の頃、
当時は少年マンガと少女マンガの垣根は、
ベルリンの壁のごとく、今よりもっと高かったような気がします。
それは第2次成長期を迎える僕らの気持ちも同じで、
隣の女子(あえてこう書く)との席と席の間には、
万里の長城もビックリの途方にくれるような距離がありました。
確か5年生の時、その壁を越え、坂を越え、果敢にも隣の井上さんが、
「これ面白いよ~」と1冊のマンガを見せてくれました。
今も昔もそうでしょうが、学校にマンガを持ってくるのは禁止されていますね。
僕はルールを破るのは、やはり今も昔も好きじゃないので、
「一見普通の女の子に見えるのに、やっぱ女子は進んどるな~」と思いながら、
先生に見つからないようにドキドキと見せてもらった漫画の何と下手なこと!!
漫画家を目指し一生懸命に上手い絵の練習をしていた少年は、
自分の努力が否定されたような気がして、許せなかったのでしょう。
「このマンガ嫌い!!」と言って、井上さんにつき返しました。
だけど実はそのマンガが面白くて面白くて、
絵も可愛くて仕方なくって、本当はもっと読みたくって、
その帰りに、言った手前クラスメイトの誰にも見つからないように、
校区外の本屋さんに自転車で走って、ちびまる子ちゃんの単行本を買い、
「りぼんコミックを持ってるなんて、ちゅうたんオカマになっちゃったんじゃないか!」
と親に心配されると思い、エロ本と同じ引き出しの奥に隠しては、
夜な夜なこっそりクスクスと読んでいたのです。
今は胸をはって大好きだと言えるのは、
僕が絵の職業につくことで、自信が出来たからかもしれませんが、
やはり、この「ひとりずもう」を読み直して、
もう心臓に収まりきらず気持ちを飛び出して、文章になってしまうほど大好きなんですね。
「手塚治虫と同じ職業に就きたいなんて、無理に決まってる~!」
と少女時代のさくら先生が何度もくじけそうになったシーンがありますが、
僕が自伝「おしりずもう」を描く時には、
「さくらももこと同じ職業に就きたいなんて、無理に決まってる~!」
となりそうです。ねぇ、まるちゃん。
BGM:渡辺満里奈『うれしい予感』
中学から漫画家デビューまでのさくら先生の自伝ですね。
さくら先生がデビューしたのは、僕がまだ小学生の頃、
当時は少年マンガと少女マンガの垣根は、
ベルリンの壁のごとく、今よりもっと高かったような気がします。
それは第2次成長期を迎える僕らの気持ちも同じで、
隣の女子(あえてこう書く)との席と席の間には、
万里の長城もビックリの途方にくれるような距離がありました。
確か5年生の時、その壁を越え、坂を越え、果敢にも隣の井上さんが、
「これ面白いよ~」と1冊のマンガを見せてくれました。
今も昔もそうでしょうが、学校にマンガを持ってくるのは禁止されていますね。
僕はルールを破るのは、やはり今も昔も好きじゃないので、
「一見普通の女の子に見えるのに、やっぱ女子は進んどるな~」と思いながら、
先生に見つからないようにドキドキと見せてもらった漫画の何と下手なこと!!
漫画家を目指し一生懸命に上手い絵の練習をしていた少年は、
自分の努力が否定されたような気がして、許せなかったのでしょう。
「このマンガ嫌い!!」と言って、井上さんにつき返しました。
だけど実はそのマンガが面白くて面白くて、
絵も可愛くて仕方なくって、本当はもっと読みたくって、
その帰りに、言った手前クラスメイトの誰にも見つからないように、
校区外の本屋さんに自転車で走って、ちびまる子ちゃんの単行本を買い、
「りぼんコミックを持ってるなんて、ちゅうたんオカマになっちゃったんじゃないか!」
と親に心配されると思い、エロ本と同じ引き出しの奥に隠しては、
夜な夜なこっそりクスクスと読んでいたのです。
今は胸をはって大好きだと言えるのは、
僕が絵の職業につくことで、自信が出来たからかもしれませんが、
やはり、この「ひとりずもう」を読み直して、
もう心臓に収まりきらず気持ちを飛び出して、文章になってしまうほど大好きなんですね。
「手塚治虫と同じ職業に就きたいなんて、無理に決まってる~!」
と少女時代のさくら先生が何度もくじけそうになったシーンがありますが、
僕が自伝「おしりずもう」を描く時には、
「さくらももこと同じ職業に就きたいなんて、無理に決まってる~!」
となりそうです。ねぇ、まるちゃん。
BGM:渡辺満里奈『うれしい予感』
by kazekissa
| 2008-03-10 07:53
| 日記