イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
by kazekissa
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この雪は積もらない。
窓硝子をボツボツと叩く音で目覚めたので、
「今日は久々のバンド練習なのに、雨なんてテンション下がるなぁ…」
と思って、ブラインドも開けずに布団にくるまったまま、
近所に住む藤野リーダーに「練習、何時から?」と電話をかけ、
「そんなことより、雪凄いね!」と言う返答に窓を開けると、
今日の大阪はいつもの灰色でなく似て非なる銀色。
パソコンの色では同じなんだけどね。
大学の時は山に囲まれた富田林に下宿していたので、
冬の雪景色はそんなに珍しくはなかったけど、
市内に住むようになり、雪が積もったのをそういやはじめて見た。気がする。
嬉しいとか、楽しいとか、寂しいとか、そんな感情よりも早いスピードで、
真っ先に心臓に降り積もる牡丹雪にあんぐりしていると、
インターホンが現実の世界に僕を呼び戻す。
いつの間にか電話は切れていた。それくらい非現実的な光景だったのかぁ。
やっぱり冬はしんみりする。
ドアを開けると、小学校の時からの友達の修ちゃんだ。
修ちゃんとは高校までずっと一緒で、よく塾をさぼって公園で、
聖闘士星矢というより、車田正美先生の男気溢れる写真や発言の研究をしたり、
アダルトビデオをダビングする為に、互いの家のどでかいビデオデッキを持ち寄ったり、
そのビデオデッキにテープが絡まって抜けなくなったり、
当時怖かった修ちゃんのお父さんと(今では孫が出来てニコニコ)、
どう見ても18歳未満の僕らにいつも笑顔でレンタルさせてくれるビデオ屋のおばちゃんに、
どう言い訳しようかを考えたり…ってなんだ?僕らの思い出はそればっかりか。
じゃないけれど、と言うのもロマンチックに雪降る大阪で僕らは、
あれから10年以上経ってるのに、窓の外には目もくれず、
ビデオ→DVDとメディアが変わっただけで、全く同じことを繰り返してはケタケタと笑っていた。
さすがに同じ女優のものを25本連続で見ると少し飽きてきて、
ふと窓の外を見ると、まだまだ止みそうにない雪、雪。
あのお店にはきっと、この雪は積もっていない。
「○○書店」みたいなちゃんとした名前があるのに
「エロビデ屋」としか呼ばれないあのお店の屋根には。
中高生のリビドーと迎え入れるビッグマザーの笑顔がそれを溶かすからだー!!
はぁ、はぁ…犬みたいにちょっとテンション上げすぎちゃって疲れたけど、
積もっていたら、それはその時ということで、ちょっと寂しい。
やっぱり冬はしんみりする。
バンド練習の時間になり、修ちゃんの車で天王寺まで送ってもらう。
久々の練習で、サポートピアノのジョシーは初参加。
僕は新しいギターで、相変わらず遅刻。
藤野リーダーは新曲が楽しそうで、相変わらず休憩時間は休まない。
飼原さんは髪が肩まで伸びていて、相変わらずはじめのベース音を間違う。
豊福さんは髪型とメガネが新しくなっていて、相変わらず毒舌。
はじめにしては、落っこちてるヒントをいくつかポケットに入れ、
豊福さんは自身のバンド"シフゾウ"の練習へ、
残りのメンバーは食事。何故か今日はジョシーが人見知りしていない。
「男として見られてないということですか?」というリーダーの自虐突っ込みに、
「あは、は、ははは…」と洒落にならない返しをするジョシー。
モテ街道はまだまだ険しいようだね。がんばれみんな!負けるなS▲ILS!!
やっぱり冬はしんみりする。
家に着き、暖房をつけ、パソコンを立ち上げると、
ちょうど練習に出た頃に行き違いで届いたメールに、
「足滑らしてスッテンコロリとならないようにね」って、
拍子抜けして部屋の中でスッテンコロリ。
あの子に電話して今日あったこと全部話して寝よう。
雪はやんでもまだちょっと寒いので。そんなことは言えないけど。
やっぱり冬はしんみりする。 BGM:b-flower『1965年のクリスマスタイム』
「今日は久々のバンド練習なのに、雨なんてテンション下がるなぁ…」
と思って、ブラインドも開けずに布団にくるまったまま、
近所に住む藤野リーダーに「練習、何時から?」と電話をかけ、
「そんなことより、雪凄いね!」と言う返答に窓を開けると、
今日の大阪はいつもの灰色でなく似て非なる銀色。
パソコンの色では同じなんだけどね。
大学の時は山に囲まれた富田林に下宿していたので、
冬の雪景色はそんなに珍しくはなかったけど、
市内に住むようになり、雪が積もったのをそういやはじめて見た。気がする。
嬉しいとか、楽しいとか、寂しいとか、そんな感情よりも早いスピードで、
真っ先に心臓に降り積もる牡丹雪にあんぐりしていると、
インターホンが現実の世界に僕を呼び戻す。
いつの間にか電話は切れていた。それくらい非現実的な光景だったのかぁ。
やっぱり冬はしんみりする。
ドアを開けると、小学校の時からの友達の修ちゃんだ。
修ちゃんとは高校までずっと一緒で、よく塾をさぼって公園で、
聖闘士星矢というより、車田正美先生の男気溢れる写真や発言の研究をしたり、
アダルトビデオをダビングする為に、互いの家のどでかいビデオデッキを持ち寄ったり、
そのビデオデッキにテープが絡まって抜けなくなったり、
当時怖かった修ちゃんのお父さんと(今では孫が出来てニコニコ)、
どう見ても18歳未満の僕らにいつも笑顔でレンタルさせてくれるビデオ屋のおばちゃんに、
どう言い訳しようかを考えたり…ってなんだ?僕らの思い出はそればっかりか。
じゃないけれど、と言うのもロマンチックに雪降る大阪で僕らは、
あれから10年以上経ってるのに、窓の外には目もくれず、
ビデオ→DVDとメディアが変わっただけで、全く同じことを繰り返してはケタケタと笑っていた。
さすがに同じ女優のものを25本連続で見ると少し飽きてきて、
ふと窓の外を見ると、まだまだ止みそうにない雪、雪。
あのお店にはきっと、この雪は積もっていない。
「○○書店」みたいなちゃんとした名前があるのに
「エロビデ屋」としか呼ばれないあのお店の屋根には。
中高生のリビドーと迎え入れるビッグマザーの笑顔がそれを溶かすからだー!!
はぁ、はぁ…犬みたいにちょっとテンション上げすぎちゃって疲れたけど、
積もっていたら、それはその時ということで、ちょっと寂しい。
やっぱり冬はしんみりする。
バンド練習の時間になり、修ちゃんの車で天王寺まで送ってもらう。
久々の練習で、サポートピアノのジョシーは初参加。
僕は新しいギターで、相変わらず遅刻。
藤野リーダーは新曲が楽しそうで、相変わらず休憩時間は休まない。
飼原さんは髪が肩まで伸びていて、相変わらずはじめのベース音を間違う。
豊福さんは髪型とメガネが新しくなっていて、相変わらず毒舌。
はじめにしては、落っこちてるヒントをいくつかポケットに入れ、
豊福さんは自身のバンド"シフゾウ"の練習へ、
残りのメンバーは食事。何故か今日はジョシーが人見知りしていない。
「男として見られてないということですか?」というリーダーの自虐突っ込みに、
「あは、は、ははは…」と洒落にならない返しをするジョシー。
モテ街道はまだまだ険しいようだね。がんばれみんな!負けるなS▲ILS!!
やっぱり冬はしんみりする。
家に着き、暖房をつけ、パソコンを立ち上げると、
ちょうど練習に出た頃に行き違いで届いたメールに、
「足滑らしてスッテンコロリとならないようにね」って、
拍子抜けして部屋の中でスッテンコロリ。
あの子に電話して今日あったこと全部話して寝よう。
雪はやんでもまだちょっと寒いので。そんなことは言えないけど。
やっぱり冬はしんみりする。
by kazekissa
| 2008-02-10 02:48
| 日記