イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
by kazekissa
ライフログ
ブログパーツ
リンク
■グッズ通販
■ポストカード通販
■画集『Blue』
■檸檬通り
■セイルズ
■うたにっき
お仕事の依頼、ご意見、ご感想はコチラまで。
<家族や友人、先生>
■あっちゃん
■あっこ
■石黒くん
■薫ちゃん
■柏木くん
■景介くん
■こいちゃん
■ゴッチ
■坂本さん
■さゆりちゃん
■寿一
■田中さん
■田上さん
■土井ちゃん
■徳永さん
■奈緒ちゃん
■能町さん
■はまじ
■林先生
■林さん
■古谷さん
■真理藻ちゃん
■みほちゃん
■やっこちゃん
■山田さん
■よしっこ
<協賛>
■飛鳥新社
■ART HOUSE
■digmeout ART&DINER
■なんば紅鶴
■なんば白鯨
その他のジャンル
現代下ライター論。
私は変なライター…いや、下らないライター(略して『下ライター』)を研究している。
どういったものがポイントが高いのかを細かく説明し出しても、
長い時間をかけたところで、結局行き着く先のゴールは「下らない」と書いてあるので、
そんな不毛な時間はないだろう。
詳しくは過去の日記をさかのぼるか、これとこれを見てくれたまえ。
そんな時間も勿体無いという時計と睨めっこの方の為にごく簡単な例を出すと、
ファミリーレストランのレジの横にある、それそれ、違う、バブリシャスじゃなくって、
そのまた横にある携帯電話型ライター。あれが最もオーソドックスなもので50点。
要は何かの形をしたライターなのだが、それだけでは勿論「下ライター」ではない。
今日はちょうどアベノ大学で私の受け持っている『現代下ライター論』の今期最終試験の日。
その様子を見てもらって、説明と変えさせて頂くことにしよう。
1人目の受講生はチッチくん。
鹿児島のご実家に帰省した際に近くの雑貨屋で見つけた一品で挑戦。 おっと!これはいきなりの高得点が出るぞ。
まずポイントは、ギターやトランペット、ピアノなど楽器型は数あれど、
ドラムやパーカッションは恐らくライターの構造上数少なく、希少価値が高い。
そして色。パーカッションと縁遠いほぼ真逆に位置するだろうヤンキー層が好きそうな、
安っぽく下品なメタリックシルバーという、媚びるターゲットを完全に間違えたカラーリング。
挙句の果てには、無駄に高級感のある素材で出来た土台。
極め付けの「3年前から店頭で誇り被っていたそうです」で90点!!
チッチくん、卒業おめでとう。
この授業で学んだことを存分に活かし、今後の社会貢献に役立ててくれたまえ。
2人目の受講生はドリーくん。さぁ、見せてくれたまえ。
「その前に"どうしようもないライター"がいいんですよね?」
その通り、どうしようもなければ、どうしようもない程、評価は上がるよ。
そしてサッと差し出されたライター。 ん?ただのレトロなライターじゃないか。
私もお洒落なものについて否定はしないし私生活にも取り入れているが、
研究に私情は持ち込まないことにしている。
そして、この授業においてはレトロやカラフルは減点の対象にさえなりえる。
一方、不適な笑みを浮かべるドリーくん。
はは~ん、そうか。使い方が変わっておるのだな。
ドリーくんならではのオリジナリティ溢れる発想じゃないか。
カチッ、カチッ…う~ん、さすがに古そうなものだけにガスが切れているのか。
さて、もうひとつ。カチッ、カチッ…カチカチカチカチ、カッチーン!
お洒落だわ、火はつかないわ、これを一体…
「ね、どうしようもないライターでしょ?」
ガ~ン!哲学的なドリーくんらしく、
火はつかないものの言葉のあやをつくカウンターパンチで95点。
ドリーくん、卒業おめでとう。
しかし日本社会では、そういう異端児的発想は杭を打たれ、
0点になるケースもあるので、気(火)をつけて旅立ちなさい。
さぁ、最後はネイクくん。
あれ?君は去年もこの授業を受けてたね。
まぁ、いい。見せてみなさい。 0点。君は来年も私の授業を受けなさい!
なっ、何故ニヤニヤしている!!
BGM:鈴木慶一とムーンライダース『火の玉ボーイ』
どういったものがポイントが高いのかを細かく説明し出しても、
長い時間をかけたところで、結局行き着く先のゴールは「下らない」と書いてあるので、
そんな不毛な時間はないだろう。
詳しくは過去の日記をさかのぼるか、これとこれを見てくれたまえ。
そんな時間も勿体無いという時計と睨めっこの方の為にごく簡単な例を出すと、
ファミリーレストランのレジの横にある、それそれ、違う、バブリシャスじゃなくって、
そのまた横にある携帯電話型ライター。あれが最もオーソドックスなもので50点。
要は何かの形をしたライターなのだが、それだけでは勿論「下ライター」ではない。
今日はちょうどアベノ大学で私の受け持っている『現代下ライター論』の今期最終試験の日。
その様子を見てもらって、説明と変えさせて頂くことにしよう。
1人目の受講生はチッチくん。
鹿児島のご実家に帰省した際に近くの雑貨屋で見つけた一品で挑戦。
まずポイントは、ギターやトランペット、ピアノなど楽器型は数あれど、
ドラムやパーカッションは恐らくライターの構造上数少なく、希少価値が高い。
そして色。パーカッションと縁遠いほぼ真逆に位置するだろうヤンキー層が好きそうな、
安っぽく下品なメタリックシルバーという、媚びるターゲットを完全に間違えたカラーリング。
挙句の果てには、無駄に高級感のある素材で出来た土台。
極め付けの「3年前から店頭で誇り被っていたそうです」で90点!!
チッチくん、卒業おめでとう。
この授業で学んだことを存分に活かし、今後の社会貢献に役立ててくれたまえ。
2人目の受講生はドリーくん。さぁ、見せてくれたまえ。
「その前に"どうしようもないライター"がいいんですよね?」
その通り、どうしようもなければ、どうしようもない程、評価は上がるよ。
そしてサッと差し出されたライター。
私もお洒落なものについて否定はしないし私生活にも取り入れているが、
研究に私情は持ち込まないことにしている。
そして、この授業においてはレトロやカラフルは減点の対象にさえなりえる。
一方、不適な笑みを浮かべるドリーくん。
はは~ん、そうか。使い方が変わっておるのだな。
ドリーくんならではのオリジナリティ溢れる発想じゃないか。
カチッ、カチッ…う~ん、さすがに古そうなものだけにガスが切れているのか。
さて、もうひとつ。カチッ、カチッ…カチカチカチカチ、カッチーン!
お洒落だわ、火はつかないわ、これを一体…
「ね、どうしようもないライターでしょ?」
ガ~ン!哲学的なドリーくんらしく、
火はつかないものの言葉のあやをつくカウンターパンチで95点。
ドリーくん、卒業おめでとう。
しかし日本社会では、そういう異端児的発想は杭を打たれ、
0点になるケースもあるので、気(火)をつけて旅立ちなさい。
さぁ、最後はネイクくん。
あれ?君は去年もこの授業を受けてたね。
まぁ、いい。見せてみなさい。
なっ、何故ニヤニヤしている!!
BGM:鈴木慶一とムーンライダース『火の玉ボーイ』
by kazekissa
| 2008-02-04 05:25
| 日記