よくインターネット上の日記の過去ログを消してしまう人っていますね。
一体、何があったんだろう。恥ずかしい過去の自分を見たくなかったのか、
新しいカレが出来て、前の彼氏との写真や思い出を見せたくなかったのか。
消したところでどちらにせよ他人を知りたい気持ちは消せないだろうし、
過去は新幹線に乗っても振り切れないスピードで着いてくるしね。

ちょっと話はそれるけど、インターネットの履歴が０になっている彼は、
確実にエッチなサイトを見て何を何していたので、もうそれ以上追求してあげないで下さい。
トイレから使用済みナプキンを持ってきて、「これ何？」って聞くようなものだから。
「比べるな！」と言う女性も居るかもしれないけど、
生理も自慰行為も同じ優しい秘密で出来ています。
携帯電話の送信メールが消えてるのは自分の責任において追求していいと思うけどね。

話は戻って過去を消す話ね。
最近、ピチカートファイブの最初期編集盤「ピチカートマニア」ばかり聴いていて、
ピチカートファイブ自体、もう解散しちゃってるんだけど、
アーティストというのはやっぱり最新作が一番聴いて欲しいものだから、
本人からしたら、「そんな通過したこっ恥かしいの引っ張り出すな！」って感じなんだろうね。
小沢健二も最新作を発表したら次々と過去の音源を抹消して行きました。
だけど、そんな風に過去の小西さんに助けられることもあるのです。
それはよくよく考えたら当たり前のことで、
竹久夢二なんてもう居ないのに、ここに居るものね。

過去に助けられるといえば、今日おうちに藤野リーダーが遊びに来てくれました。
話してる途中、デスクワークと急な冷え込みによってだろうね、腰が痛くなってきて、
暖めると楽になると思い、何でもボックスからカイロを出しました。
したらリーダー「それ、去年オレがあげたやつやん」なんて。
過去のリーダーも今日のリーダーもありがとね。

そうだなぁ。このブログが書籍化されて、
「先生、本が売れなくなるので掲載分の過去ログは消して頂かないと・・・」
と言われた時か、石原さとみみたいな彼女が出来て、
「もう！日記消すか、このさとみ特製ハートケチャップハンバーグを食べるかどっちかにして！プン！！」
なんて言われたら、何の躊躇もなく笑顔でこのブログごと消すけどね。
でも、どうしよう、どうしよう、石原さとみさんが実は僕やこのブログの大ファンで、
「あなたを手に入れたら、あなたを手放すことなにるわ。私、選べない…」なんて
1人で秋の夜長、薄紅色の吐息で思い悩み、僕への接触を躊躇していたら、どうしよう。

やっぱりうそ。約束する。ぼく消さないよ、さとみ。

じゃあ、どうしよね。
過去を後悔する暇があったら、タイムマシーンの作り方でも勉強しよっか。
どんな天才でも成し遂げられなかった難しい発明だもん。
もしそれが理論上不可能でも、振り返ってる暇なんてなくなりそうだ。