イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
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フランスに行ってきました~前編
日本でもたびたびニュースになっていた『JAPAN EXPO 2014』というイベントに、展覧会とサイン会で参加する為に、人生ではじめてフランスへ行って参りました。 ジャパンエキスポは約25万人を動員するという、世界的に見ても一番大規模な日本文化を紹介するイベントで、今年で15年目になります。 日本のコミケを想像してもらうと近いかもしれませんが、こういう巨大な建物を3つ4つ使って、アニメ、ゲーム、漫画、イラスト、アイドル、おもちゃ、ファション、食べ物、伝統など、数多くの日本文化を紹介・販売するブースが出展されています。そして中には人、人、人。 先程も言いましたが、この25万人が主にフランスの人なんだから、日本は愛されているなぁと実感しました。だって日本でも各地で"フランス展"や"タイフェス"など国ごとのイベントは時折みかけますが、ここまで大規模なものはないし、こんなに多くの人は集まりません。そしてそんな中に参加できて、とても光栄で、うれしい限りでした。
さて、ジャパンエキスポ以前にフランスという国に関しては、母がファッションデザイナー時代に毎年ファッションショーのため出張していたので、子供の頃より非常に興味があり、その後、兄も料理の勉強の為に半年留学、父も旅行に行っていました。そんな話を家族から聞いたり、大好きだったフリッパーズギターやファッションの影響で、フランスは特別な国だと認識していました。「おフランス」や「パリジェンヌ」なんて言葉があるくらいなので("おアメリカ"や"NYジェンヌ"はない)、皆さまも何かしら特別な想いは共通認識としてあるのかもしれませんね。
フリッパーズギター『恋とマシンガン』PV(フランス・パリ撮影)
そんな想いを抱えて飛行機で11時間、到着したパリは、聞いていた話や、憧れのお洒落なイメージとは良い意味で違った、"自由"という言葉がピッタリな印象の国でした。義務教育の社会の時間に、「アメリカに自由の女神を送ったのはフランス」という話を聞いていましたが、納得しました。 これは『自由の炎』といって、1989年に自由の女神像のお礼としてアメリカからフランスに送られたものだそうです。自由の女神のたいまつ部分で、いまはダイアナ妃の慰霊碑にもなっています。写真奥には、あのエッフェル塔も見えていますね。
どんなところに"自由"を感じたかというと、街ゆく人。フランスは移民大国であり、その中でもパリは世界で一番観光客の来る都市でもあるので、様々な人種の人々が、様々なファッションでフツーに街を歩いていました。なにも「ベレー帽とボーダーシャツの白人ばかり」とまでは思っておりませんでしたが、ここまで多種多様な上、誰も自分以外の文化圏の人を白い目で見ないような、だからファッションなんかではなく、そんな態度こそがお洒落なんだなぁと強く感じました。
また、街並み自体にも、日本と違うところはたくさん見受けられました。建造物自体はこんな感じで、古い建物をそのまま利用するスタイル。 一緒に行ったマネージャーの沼田さんと。僕がヘンな顔してるのは、いまフランスは"サマータイム"と呼ばれる蛭が極端に長い季節なので、この明るさでなんと夜9時だから単純に眠かったのです(笑)
それは以前行ったチェコや、日本でも京都に見られることなので、驚きはなかったのですが、例えばポストが黄色だったり、 薬局が緑だったり、そんな日常的なところに文化の違いを感じました。 特に薬局というか、十字マークは日本では赤ですよね。「赤」というと危険を現わす色なので、日本の場合は「危険な人は寄っといで~」という、薬を使わなければならない"現状"を現わしています。それに対し「緑」は安静を現わす色なので、フランスの場合は「治りたい人は寄っといで~」という、薬を使った"結果"を現わしている訳です。おもしろいですよね、今と後。絵を描いているので、色ばかりに注目してしまいますが、こんな些細なところからもフランスの方達の生活上での価値観が見て取れるようでした。
そんなことに感動しながらしばらく歩いていると、パリにもあの「ジュンク堂」があったので入店。すると… なんと僕の本が店頭に並んでいるじゃありませんか!しかも新刊の「きららちゃん」まで!! なんでもパリのジュンク堂は日本の本を中心に取り扱って置いていて、漫画好きのフランス人の方がフランス語版でなく、オリジナルの日本版(日本語)のものを買って行ったり、フランス在住の日本人の方が週刊誌や文芸書を買うのに重宝しているそうです。せっかくなので、急遽サイン本を作らせて頂きました。 そして店長の九喜さんと、オーナーのリシャルドさんと記念撮影。 パリ在住の方や、ご旅行に行かれる方は、店員さんは全員日本人なので、日本語でも大丈夫なジュンク堂・パリ店、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。特にオーナーのリシャルドさんはこう見えて、大学までずっと青森在住でしたので、津軽弁もOKです(笑) ただしお支払いは円ではなくユーロですのでお間違いなく。ルーブル美術館の近くです。
https://www.junku.fr/
ポストや薬局の色は違いましたが、やはりジュンク堂は日本と同じ"青緑"でした。(つづく)
さて、ジャパンエキスポ以前にフランスという国に関しては、母がファッションデザイナー時代に毎年ファッションショーのため出張していたので、子供の頃より非常に興味があり、その後、兄も料理の勉強の為に半年留学、父も旅行に行っていました。そんな話を家族から聞いたり、大好きだったフリッパーズギターやファッションの影響で、フランスは特別な国だと認識していました。「おフランス」や「パリジェンヌ」なんて言葉があるくらいなので("おアメリカ"や"NYジェンヌ"はない)、皆さまも何かしら特別な想いは共通認識としてあるのかもしれませんね。
フリッパーズギター『恋とマシンガン』PV(フランス・パリ撮影)
そんな想いを抱えて飛行機で11時間、到着したパリは、聞いていた話や、憧れのお洒落なイメージとは良い意味で違った、"自由"という言葉がピッタリな印象の国でした。義務教育の社会の時間に、「アメリカに自由の女神を送ったのはフランス」という話を聞いていましたが、納得しました。
どんなところに"自由"を感じたかというと、街ゆく人。フランスは移民大国であり、その中でもパリは世界で一番観光客の来る都市でもあるので、様々な人種の人々が、様々なファッションでフツーに街を歩いていました。なにも「ベレー帽とボーダーシャツの白人ばかり」とまでは思っておりませんでしたが、ここまで多種多様な上、誰も自分以外の文化圏の人を白い目で見ないような、だからファッションなんかではなく、そんな態度こそがお洒落なんだなぁと強く感じました。
また、街並み自体にも、日本と違うところはたくさん見受けられました。建造物自体はこんな感じで、古い建物をそのまま利用するスタイル。
それは以前行ったチェコや、日本でも京都に見られることなので、驚きはなかったのですが、例えばポストが黄色だったり、
そんなことに感動しながらしばらく歩いていると、パリにもあの「ジュンク堂」があったので入店。すると…
https://www.junku.fr/
ポストや薬局の色は違いましたが、やはりジュンク堂は日本と同じ"青緑"でした。(つづく)
by kazekissa
| 2014-07-06 03:06
| 日記