イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
by kazekissa
ライフログ
ブログパーツ
リンク
■グッズ通販
■ポストカード通販
■画集『Blue』
■檸檬通り
■セイルズ
■うたにっき
お仕事の依頼、ご意見、ご感想はコチラまで。
<家族や友人、先生>
■あっちゃん
■あっこ
■石黒くん
■薫ちゃん
■柏木くん
■景介くん
■こいちゃん
■ゴッチ
■坂本さん
■さゆりちゃん
■寿一
■田中さん
■田上さん
■土井ちゃん
■徳永さん
■奈緒ちゃん
■能町さん
■はまじ
■林先生
■林さん
■古谷さん
■真理藻ちゃん
■みほちゃん
■やっこちゃん
■山田さん
■よしっこ
<協賛>
■飛鳥新社
■ART HOUSE
■digmeout ART&DINER
■なんば紅鶴
■なんば白鯨
その他のジャンル
扉
あっという間にもう週末ですが、今週は僕にとって大きな出来事がありました。
それは今週号のジャンプにて鳥山明先生の新連載がはじまったことです。
鳥山明先生といえば、言わずと知れた『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』の作者であり、
僕が鳥山先生から多大なる影響を受けたという事実は、改めて言わなくちゃ解らない事でしょう。
中学生の頃の僕は、今の職業であるイラストレーターではなく、
漫画家…いや今考えると、"鳥山明"その人になることを目指していました。
だから必要もないのに鳥山先生の似顔絵のトレードマークであるガスマスクや
サングラスを買うだけではなく、当然漫画を描いていたのですが、
内容は毎回第1話から天下一武道会の決勝戦ばかりで、2ページ以上どうも続かない。
早い話がつまらない。しかし、扉絵を描くのは大好きで、周りからの評判もそこに集中していました。
というのも僕は鳥山作品は特に扉絵や表紙絵のイラストが大好きで、
穴があくほど見ていたので、それを描く為の蛇足として漫画を描いていたのです。
これは漫画を描いている方にとってはほんと失礼な話だと思うのですが、
それくらい鳥山先生の描く1枚絵には、デザイナーを目指していただけあって、
漫画と同等、僕にとってはそれ以上の魅力がありました。
なので画集はもちろん、ゲームもしないのに、先生のイラストを見る為だけに
ドラゴンクエストの攻略本を買ったりしていました。
影響はそれだけではありません。その扉絵に描かれているキャラクター、
例えばドラゴンに乗っている孫悟空や、バイクにまたがる亀仙人などなど、
大体真横から見た構図で描かれていました。
その時の世間的には、斜め上から描かれた構図の、
影がざざっと入っている劇画調の人物の絵=上手いという中、
さらに絵がうまくなったら、トーン(影)を使わなくても、
一見平坦になりがちな真横からの構図でも、立体感を出せるのか!
かっこいい~!! と興奮したものです。
だから、そんな僕がやがて1枚絵を描くイラストレーターという職業を目指し、
印影を使わない横からの姿ばかりに挑戦しているのもうなずける話じゃないでしょうか。
と、前置きが長くなってしまいましたが、そんな鳥山先生の
13年ぶりの新連載『銀河パトロール・ジャコ』が載っているということで
13年ぶりに週刊少年ジャンプを買ってきました。 内容は異星人から地球を救う為に、タイムパトロール宇宙人・ジャコがやってくる。
というお話しなのですが、やはり僕は今回も扉絵に注目してしまうのです。
そして穴があくほど眺めた結果、そこに発見がありました。 このタイトルの横についた「1/10+1 DB-11」という謎の記号。
そして作中でジャコが言う"凶悪な宇宙人の星から…飛行物体"という台詞、 さらに巻末ページの鳥山先生の実に含みのあるコメント。
ドラゴンボールの孫悟空は邪心のまったくない主人公ですが、
元は凶悪なサイヤ人の星から、地球を滅亡させる為に送り込まれた戦士で、
ただ地球到着時に頭を強く打ち、記憶喪失になり、邪心もなくなった。そんなお話しでした。
それを思い出すとすべてに合点がいきます。
ジャコの言う"凶悪な星"とはサイヤ人の故郷・惑星べジータのことで、
これはドラゴンボールがはじまる前日談。だからわざと古臭い世界観で、
タイトル横の数字"DB-11"も、"ドラゴンボールまであと11話"ということなのかもしれません。
ドラゴンボールのレッドリボン軍編で、別作品である『ドクタースランプ』のアラレちゃんが登場し、
ふたつの漫画が同じ世界の話だったという事もあったので、
おそらくこの『銀河パトロール ジャコ』も同じ世界なのでしょう。
もしそれが正解なら、最後に残った謎の記号"1/10+1"は
ジャコが全10話あって、これは1話目で、最後の1話はおまけとして、
ドラゴンボールの第0話になるということ。
となると、少なくともあと10週はジャンプを買い続けなければいけません。
昔ドラゴンボールを読んでいた皆さまも、憂鬱な月曜日が楽しみなる方法、
まだ間に合いますので、ぜひ扉の向こうまでお進み下さい。
それは今週号のジャンプにて鳥山明先生の新連載がはじまったことです。
鳥山明先生といえば、言わずと知れた『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』の作者であり、
僕が鳥山先生から多大なる影響を受けたという事実は、改めて言わなくちゃ解らない事でしょう。
中学生の頃の僕は、今の職業であるイラストレーターではなく、
漫画家…いや今考えると、"鳥山明"その人になることを目指していました。
だから必要もないのに鳥山先生の似顔絵のトレードマークであるガスマスクや
サングラスを買うだけではなく、当然漫画を描いていたのですが、
内容は毎回第1話から天下一武道会の決勝戦ばかりで、2ページ以上どうも続かない。
早い話がつまらない。しかし、扉絵を描くのは大好きで、周りからの評判もそこに集中していました。
というのも僕は鳥山作品は特に扉絵や表紙絵のイラストが大好きで、
穴があくほど見ていたので、それを描く為の蛇足として漫画を描いていたのです。
これは漫画を描いている方にとってはほんと失礼な話だと思うのですが、
それくらい鳥山先生の描く1枚絵には、デザイナーを目指していただけあって、
漫画と同等、僕にとってはそれ以上の魅力がありました。
なので画集はもちろん、ゲームもしないのに、先生のイラストを見る為だけに
ドラゴンクエストの攻略本を買ったりしていました。
影響はそれだけではありません。その扉絵に描かれているキャラクター、
例えばドラゴンに乗っている孫悟空や、バイクにまたがる亀仙人などなど、
大体真横から見た構図で描かれていました。
その時の世間的には、斜め上から描かれた構図の、
影がざざっと入っている劇画調の人物の絵=上手いという中、
さらに絵がうまくなったら、トーン(影)を使わなくても、
一見平坦になりがちな真横からの構図でも、立体感を出せるのか!
かっこいい~!! と興奮したものです。
だから、そんな僕がやがて1枚絵を描くイラストレーターという職業を目指し、
印影を使わない横からの姿ばかりに挑戦しているのもうなずける話じゃないでしょうか。
と、前置きが長くなってしまいましたが、そんな鳥山先生の
13年ぶりの新連載『銀河パトロール・ジャコ』が載っているということで
13年ぶりに週刊少年ジャンプを買ってきました。
というお話しなのですが、やはり僕は今回も扉絵に注目してしまうのです。
そして穴があくほど眺めた結果、そこに発見がありました。
そして作中でジャコが言う"凶悪な宇宙人の星から…飛行物体"という台詞、
ドラゴンボールの孫悟空は邪心のまったくない主人公ですが、
元は凶悪なサイヤ人の星から、地球を滅亡させる為に送り込まれた戦士で、
ただ地球到着時に頭を強く打ち、記憶喪失になり、邪心もなくなった。そんなお話しでした。
それを思い出すとすべてに合点がいきます。
ジャコの言う"凶悪な星"とはサイヤ人の故郷・惑星べジータのことで、
これはドラゴンボールがはじまる前日談。だからわざと古臭い世界観で、
タイトル横の数字"DB-11"も、"ドラゴンボールまであと11話"ということなのかもしれません。
ドラゴンボールのレッドリボン軍編で、別作品である『ドクタースランプ』のアラレちゃんが登場し、
ふたつの漫画が同じ世界の話だったという事もあったので、
おそらくこの『銀河パトロール ジャコ』も同じ世界なのでしょう。
もしそれが正解なら、最後に残った謎の記号"1/10+1"は
ジャコが全10話あって、これは1話目で、最後の1話はおまけとして、
ドラゴンボールの第0話になるということ。
となると、少なくともあと10週はジャンプを買い続けなければいけません。
昔ドラゴンボールを読んでいた皆さまも、憂鬱な月曜日が楽しみなる方法、
まだ間に合いますので、ぜひ扉の向こうまでお進み下さい。
by kazekissa
| 2013-07-19 20:48