イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
by kazekissa
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金テレビ、土ラジオ、日サイン
いよいよ本日、1月18日(金)23:30~日本テレビ系列で、
長期にわたって密着して頂いたドキュメント番組『未来シアター』が放送となります。 と言っても、30分番組中で取り上げられる時間は10分ほどなのですが、
自宅でイラストを描いているの最中の姿を撮影されたのは今回がはじめてで、
おそらく今後もこのような機会はないと思います。
というのも、やはり仕事にはひときわ丁寧に望みたいので、
後ろに誰かがいると、集中力が散漫になり、いつもの線が描けなくなるのです。
だからよくインタビューなどで載っている仕事風景などは、
あくまで描いているポーズを取っている写真で、
実はペンは動いていなかったり、本番用の紙じゃないものだったりします。
取材カメラだけではなく、両親にも、妻にも、友人も見せたことはありません。
レア度で言うと、最近話題になっていた、ダイオウイカ並です。
そんなもんで、もちろん僕も見たことがないので、
今回の放送はほんとうに楽しみです。
長期取材のドキュメント番組というのも今回がはじめてです。
これまでも、数々のドキュメント番組撮影の依頼がありましたが、
やはりテレビは「海外ではじめて大きなライブを開催!」や、
「はじめての主演の映画に挑戦」など、ドラマとして大きな引きがないと難しいらしく、
依頼の際に「今後何か大きな動きはありますか?」と聞かれ、
ペンを持つ右手以外まったく動きのない仕事をしている僕は、
「仕事の合間、深夜にコンビニに行くくらいですかねぇ…」と答え、
いつも企画の時点でポシャッってしまっていました。
だから、視聴者としては好きなものの、
ドキュメント番組に出演することは諦めていたところ、
「未来シアター」のお話しが来た時も、
「またポシャるんだろうなぁ…」と思っておりました。
そこで、これまでにあったそんな経緯と、
それでもイラストレーターという職業を世間に広めたいという熱意を、
スタッフの方にお話ししたところ、「わっ…かりました!任せて下さい!!」と
思いもよらぬ答えが返ってきました。
それでも、やはり仕事場でのはじめての撮影は緊張しました。
今回のディレクターであり、撮影者でもある飯塚さんが来るまでの時間、
なんとか自分で緊張をほぐそうと、いつもの自分になろうと、
BGMに、前回の記事で紹介したフリッパーズギターをかけていたところ、
飯塚さん到着。「音楽、消しますか?」と聞くと、
「そのままで良いですよ。ずっと撮っていますので、
自分のタイミングでいつでも描きはじめてください」と返ってきました。
この飯塚さん、忍者の血筋じゃないかと思う位、存在感を消すのがうまく、
撮影から5分もすると、てっきりいつも通りひとりで仕事していると
思いこんでしまい、いつもの仕事の合間のエロ画像収集資料集めをはじめると、
「中村さん」と後ろから声が聞こえてきて、ハッとした程でした。
深夜2時、1日目の撮影が無事終わった帰り際、
飯塚さんは玄関で靴をはきながら、「僕もはじめて買ったCDはフリッパーズギターでした」と
言い残し、宿泊先のホテルへと帰られました。
そういう時の青春期の音楽の共有は言葉を飛び越えて、
何もかもが理解し合えた気分になります。飯塚さんはほぼ僕と同い年でした。
次の日からはもう、一切緊張することなく無事1週間の密着が終了しました。
そんな撮影だった「未来シアター」は、番組的には「金曜ロードSHOW!」の後の後。
今日は『地球が静止する日』の上映だそうですが(これも楽しみ)、
ほぼ同じ部屋で右手しか動いていないという僕の方が
よほど静止しているシュールな映像だと思います。
線を描くときは息も止めているくらいですので。
それでも飯塚さんをはじめとしたスタッフの皆さまのご理解と編集での演出、
また、現在発売中のスピリッツ最新号でコラボレーションした柏木由紀さんや
サイン会に参加して下さった方々、三省堂ルクア大阪店さまの撮影のご協力もあり、
何とか動きのある映像にも仕上がっていると思います。
ということで、今晩23:30から未来の映画館で上映される
SF超大作『ほんとうに地球が静止した日』。ぜひご覧ください。
「未来シアター」スタッフの皆さま、撮影に協力して下さった皆さま、
ほんとうにどうもありがとうございました。
追伸/関西の方は明日19日(土)18:00~放送されるMBSラジオ『ラジオ30's』で、
広島、愛知の方は土日のサイン会でお会いしましょう。
長期にわたって密着して頂いたドキュメント番組『未来シアター』が放送となります。
自宅でイラストを描いているの最中の姿を撮影されたのは今回がはじめてで、
おそらく今後もこのような機会はないと思います。
というのも、やはり仕事にはひときわ丁寧に望みたいので、
後ろに誰かがいると、集中力が散漫になり、いつもの線が描けなくなるのです。
だからよくインタビューなどで載っている仕事風景などは、
あくまで描いているポーズを取っている写真で、
実はペンは動いていなかったり、本番用の紙じゃないものだったりします。
取材カメラだけではなく、両親にも、妻にも、友人も見せたことはありません。
レア度で言うと、最近話題になっていた、ダイオウイカ並です。
そんなもんで、もちろん僕も見たことがないので、
今回の放送はほんとうに楽しみです。
長期取材のドキュメント番組というのも今回がはじめてです。
これまでも、数々のドキュメント番組撮影の依頼がありましたが、
やはりテレビは「海外ではじめて大きなライブを開催!」や、
「はじめての主演の映画に挑戦」など、ドラマとして大きな引きがないと難しいらしく、
依頼の際に「今後何か大きな動きはありますか?」と聞かれ、
ペンを持つ右手以外まったく動きのない仕事をしている僕は、
「仕事の合間、深夜にコンビニに行くくらいですかねぇ…」と答え、
いつも企画の時点でポシャッってしまっていました。
だから、視聴者としては好きなものの、
ドキュメント番組に出演することは諦めていたところ、
「未来シアター」のお話しが来た時も、
「またポシャるんだろうなぁ…」と思っておりました。
そこで、これまでにあったそんな経緯と、
それでもイラストレーターという職業を世間に広めたいという熱意を、
スタッフの方にお話ししたところ、「わっ…かりました!任せて下さい!!」と
思いもよらぬ答えが返ってきました。
それでも、やはり仕事場でのはじめての撮影は緊張しました。
今回のディレクターであり、撮影者でもある飯塚さんが来るまでの時間、
なんとか自分で緊張をほぐそうと、いつもの自分になろうと、
BGMに、前回の記事で紹介したフリッパーズギターをかけていたところ、
飯塚さん到着。「音楽、消しますか?」と聞くと、
「そのままで良いですよ。ずっと撮っていますので、
自分のタイミングでいつでも描きはじめてください」と返ってきました。
この飯塚さん、忍者の血筋じゃないかと思う位、存在感を消すのがうまく、
撮影から5分もすると、てっきりいつも通りひとりで仕事していると
思いこんでしまい、いつもの仕事の合間の
「中村さん」と後ろから声が聞こえてきて、ハッとした程でした。
深夜2時、1日目の撮影が無事終わった帰り際、
飯塚さんは玄関で靴をはきながら、「僕もはじめて買ったCDはフリッパーズギターでした」と
言い残し、宿泊先のホテルへと帰られました。
そういう時の青春期の音楽の共有は言葉を飛び越えて、
何もかもが理解し合えた気分になります。飯塚さんはほぼ僕と同い年でした。
次の日からはもう、一切緊張することなく無事1週間の密着が終了しました。
そんな撮影だった「未来シアター」は、番組的には「金曜ロードSHOW!」の後の後。
今日は『地球が静止する日』の上映だそうですが(これも楽しみ)、
ほぼ同じ部屋で右手しか動いていないという僕の方が
よほど静止しているシュールな映像だと思います。
線を描くときは息も止めているくらいですので。
それでも飯塚さんをはじめとしたスタッフの皆さまのご理解と編集での演出、
また、現在発売中のスピリッツ最新号でコラボレーションした柏木由紀さんや
サイン会に参加して下さった方々、三省堂ルクア大阪店さまの撮影のご協力もあり、
何とか動きのある映像にも仕上がっていると思います。
ということで、今晩23:30から未来の映画館で上映される
SF超大作『ほんとうに地球が静止した日』。ぜひご覧ください。
「未来シアター」スタッフの皆さま、撮影に協力して下さった皆さま、
ほんとうにどうもありがとうございました。
追伸/関西の方は明日19日(土)18:00~放送されるMBSラジオ『ラジオ30's』で、
広島、愛知の方は土日のサイン会でお会いしましょう。
by kazekissa
| 2013-01-18 18:14
| 日記