イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
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謎解きはディナーのあとで 3
ふと、「自分が子供だったら、今の自分の絵は好きになるかなぁ?」と思う時があります。
仕事で関わるCDや本などのファン層が若者を中心にしているという事もありますが、
僕自体、"思春期"や"恋"にスポットを当てて絵を描き続けてきたので、
画集『Blue』のサイン会にはやはり、小学生の姿は見えず、
あの頃の僕から「そんなの興味ないやい!」と言い返されるような気持ちでした。
それでも当時の僕は絵が大好きで、コロコロコミックばかり読んでいました。
それが最近のサイン会や講演会では、ちらほらと子どもたちも参加してくれるようになりました。
そのきっかけで一番多いのがやはり、現在2巻まで発売されている
東川篤哉著『謎解きはディナーのあとで』を読んでというもの。 友人であるmiette-oneこと橋本さゆりちゃんの姪っ子達もこの作品のファンで、
彼女たちがお小遣いを溜めて買ってくれた単行本を大事そうに抱える姿を写メールで見た時、
ようやく過去の自分に想いが伝わったような、とても嬉しい気持ちになりました。
それは僕にとっては2011年度の本屋大賞を獲った時より大きな気持ちだったかもしれません。 それから再び『謎解き~』は3巻に向けて、文芸誌"きらら"で連載がはじまり、
他の仕事とは違い、ファンの子供たちとあの頃の自分に向けて、毎回1話ごとに扉絵を描きました。
そしてようやく、2012年12月12日(水)に『謎解きはディナーのあとで』の
第3巻が発売されることとなりました。 東川篤哉著 『謎解きはディナーのあとで 3』
同じく表紙イラストを描かせて頂いた森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』や、
石田衣良著『親指の恋人』と同じ装丁家・高柳雅人さんによるデザインで、
きらら連載中のイラストも、カラー口絵や各話扉絵などに多数使って頂き、
これまで以上に可愛く、かっこいい1冊に仕上がりました。
内容は、表紙にすべて描き入れましたので、詳しくは言葉にしませんが、
今回書き下ろしで収録されている最終話のタイトルと締めくくり方が実にニクイ。
シリーズ累計300万部という大ベストセラーなのに、それを感じさせない、
気負いのないラストシーンが逆に胸にグッと来ました。
別れとはいつもこんな風に訪れるものですが、決して後ろ向きじゃありません。
あとは読んでのお楽しみということで、1巻2巻と追いかけ続けて下さっている方々も、
どちらも読んでいない方にもぜひ、12月12日は本書を手に取って頂けたら幸いです。
大人から子供にまで幅広い表現の伝え方をたくさん教えてくれた
『謎解きはディナーのあとで』と、実際子供の頃に読んでいた
コロコロコミックが同じ小学館というのは、なんとも必然なのでした。
仕事で関わるCDや本などのファン層が若者を中心にしているという事もありますが、
僕自体、"思春期"や"恋"にスポットを当てて絵を描き続けてきたので、
画集『Blue』のサイン会にはやはり、小学生の姿は見えず、
あの頃の僕から「そんなの興味ないやい!」と言い返されるような気持ちでした。
それでも当時の僕は絵が大好きで、コロコロコミックばかり読んでいました。
それが最近のサイン会や講演会では、ちらほらと子どもたちも参加してくれるようになりました。
そのきっかけで一番多いのがやはり、現在2巻まで発売されている
東川篤哉著『謎解きはディナーのあとで』を読んでというもの。
彼女たちがお小遣いを溜めて買ってくれた単行本を大事そうに抱える姿を写メールで見た時、
ようやく過去の自分に想いが伝わったような、とても嬉しい気持ちになりました。
それは僕にとっては2011年度の本屋大賞を獲った時より大きな気持ちだったかもしれません。
他の仕事とは違い、ファンの子供たちとあの頃の自分に向けて、毎回1話ごとに扉絵を描きました。
そしてようやく、2012年12月12日(水)に『謎解きはディナーのあとで』の
第3巻が発売されることとなりました。
同じく表紙イラストを描かせて頂いた森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』や、
石田衣良著『親指の恋人』と同じ装丁家・高柳雅人さんによるデザインで、
きらら連載中のイラストも、カラー口絵や各話扉絵などに多数使って頂き、
これまで以上に可愛く、かっこいい1冊に仕上がりました。
内容は、表紙にすべて描き入れましたので、詳しくは言葉にしませんが、
今回書き下ろしで収録されている最終話のタイトルと締めくくり方が実にニクイ。
シリーズ累計300万部という大ベストセラーなのに、それを感じさせない、
気負いのないラストシーンが逆に胸にグッと来ました。
別れとはいつもこんな風に訪れるものですが、決して後ろ向きじゃありません。
あとは読んでのお楽しみということで、1巻2巻と追いかけ続けて下さっている方々も、
どちらも読んでいない方にもぜひ、12月12日は本書を手に取って頂けたら幸いです。
大人から子供にまで幅広い表現の伝え方をたくさん教えてくれた
『謎解きはディナーのあとで』と、実際子供の頃に読んでいた
コロコロコミックが同じ小学館というのは、なんとも必然なのでした。
by kazekissa
| 2012-11-11 11:44
| 日記