イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
by kazekissa
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最終回
昨日はなんば紅鶴で恒例となって来たトークライブ『本日休業』。
まずは日曜日の夜という大切な時間を割いて来て下さった皆さま、
ほんとうにどうもありがとうございました。
知ってる顔が増えてきて、本当にうれしいです。
このトークライブ『本日休業』、元々はイラストの仕事が忙しすぎて
休日が1日もない為、柏木くんが友人として見るに見かねて
「無理やりでも休ませよう、そしてどうせなら見てもらおう」と
企画してくれました。それが例え締切の日でも行われる為、
文字通り、イラストの邪魔になるのですが、
そんな風に邪魔してくれるのはたいへんありがたいことで、
唯一、イラストレーターではなく人間・中村佑介に戻れる時間でもあります。
と言っても、ただグータラ寝たり、ゲームをしてるだけでも
イベントにはなりませんので、これまで全4回に渡り、
僕のイラストレーターになるまでの歴史を振り返りました。
(只今、東京の新宿ロフトでも"総集編"と題し、ダイジェスト再演中です)
それも一通り終わったので、改めて今回の5回目はどうしようか?
と司会兼会場オーナーの柏木くんと相談したのですが、
いくら話しても答えが出ず"まぁとりあえずやってみよう"と、
最近の出来事を中心に話してみると、これがまぁなんともスルッと
今までで一番おもしろく、一番休業らしいイベントとなりました。
メディアはもちろん、このインターネットでさえもお話しできない、
今までの人生をみなさんにお話ししたという理由も多分にありますが、
ふっと肩の力が抜けたのは、結婚したことが非常に大きいと思います。
そう、わたくし中村佑介は6月1日に入籍しました。
相手はあっちゃん。セイルズのアコーディオン担当のあのあっちゃんこと
長谷川梓沙さんです。(今は姓が代わり中村梓沙になりました。不思議な気分)
彼女もまた柏木くんと同様、僕のイラストにはあまり興味がなく、
締切が重なって死ぬほど忙しい時に限って、邪魔…いいえ、
部屋にこもりっきりの僕を、外の空気を吸いに誘い出し続けてくれた
貴重な親友のひとりでした。
芸術というものは、特に自宅で仕事をしているような僕にとっては
生活と仕事の境目がとても見えずらい職業です。
ずっと月曜日のようなそんな感覚にさえ陥ります。
そんな中、あっちゃんは女性で唯一の僕の日曜日でした。
そんな方と一緒になれて、ほんとうにしあわせです。
思い返せば一昨年から去年にかけて、画集『Blue』全国サイン会ツアーという
あまりにもヤクザで無謀な企画を決めたのも、
結婚願望がまったくなかったこそ為せる業で、全国各地、総勢約7000名という、
非常に多くの方々にお会いした際に、お子様連れの方もたくさん来て下さって、
子供たちやそのお父さん、お母さんたちとお話してはじめて、
「僕も結婚して子供が欲しいなぁ。。。」と思えるようになったのでした。
だけれども相手がいない。
ツアー中、そんな課題をぼんやり抱えたまま、
たまに大阪へ帰り、バンドの練習後ミーティングで、
3時間にも及ぶアダルトビデオの話。ライブをしたらしたで、
まだ若いのに、嗚呼もっとわかりやすいかっこいい音楽したいだろうに
演奏させられるのは「おしりのふとん」。
果ては、ただでさえ暗いライブ舞台で、石田ゆり子さんのお面を被らされ、
非常に見えにくい中での…いえ、それ以前に女性としてこの上ない屈辱。
そんな馬鹿に耐え続け、付き合ってくれたのが、バンドメンバーのあっちゃんなのでした。
出会ってから4年、「この人とずっと一緒にいたい!」そう思いました。
なんというサディストとマゾヒストの遠回りな愛でしょう。
ちょうどその時、『谷崎潤一郎 マゾヒズム小説集』の表紙を描き、
「わかる!わかるぞ~潤ちゃん!!」などと共感していたものです。
そして画集の全国サイン会ツアーも一通り落ち着き、
セイルズがレコーディングを終えた去年の年末あたりから、
幸運な事にポンポンと話は進み、あれよあれよという間に、
引越、入籍した事の運びです。
家族や友人、そして僕のプライベートに一番近い場所である
トークライブ『本日休業』のお客様には
しばらく前にこのことはお伝えしていたのですが、
セイルズのCDが発売されたことを期に発表させて頂きました。
昨日のイベント前に、僕をイラストレーターへと育ててくれた阿倍野の家の
最後の後片付けと掃除をしてきました。
大阪芸大出身なので、繁華街といえば梅田でもなんばでも心斎橋でもなく、
何より家賃が安い、友人も先に住んでいるという理由だけで、
最初は暮らし始めた阿倍野でしたが、
昭和から何も変わっていない街並みを路面電車が走り抜ける景色や、
年齢層が高く落ち着いた空気が大好きになり、
こんな風にブログのタイトルにもつけてしまうくらい
気付けば自分とは切っても切れない関係となっていました。
今や阿倍野の中心地である天王寺には、タワーレコードができ、
しかもそこには友人が勤めているということで、後ろ髪を引かれまくっていましたが、
あっちゃんとの新生活はやっぱり新しい場所ではじめようと、
お互いずっと暮らしていた土地を離れることに決めたのでした。
そんな訳で必然的に、今回が「僕のアベノライフ」の最終回となります。
次にブログを更新する時はタイトルが変わっておりますが、
今後とも末長くお付き合い頂ければ幸いです。ありがとうございました。
イラストレーター、セイルズ 中村佑介
2011年6月26日 阿倍野区寺田町の前・自室にて撮影
追伸/アドレスはそのまま、引越し先は大阪、ご祝儀はCD購入で。
まずは日曜日の夜という大切な時間を割いて来て下さった皆さま、
ほんとうにどうもありがとうございました。
知ってる顔が増えてきて、本当にうれしいです。
このトークライブ『本日休業』、元々はイラストの仕事が忙しすぎて
休日が1日もない為、柏木くんが友人として見るに見かねて
「無理やりでも休ませよう、そしてどうせなら見てもらおう」と
企画してくれました。それが例え締切の日でも行われる為、
文字通り、イラストの邪魔になるのですが、
そんな風に邪魔してくれるのはたいへんありがたいことで、
唯一、イラストレーターではなく人間・中村佑介に戻れる時間でもあります。
と言っても、ただグータラ寝たり、ゲームをしてるだけでも
イベントにはなりませんので、これまで全4回に渡り、
僕のイラストレーターになるまでの歴史を振り返りました。
(只今、東京の新宿ロフトでも"総集編"と題し、ダイジェスト再演中です)
それも一通り終わったので、改めて今回の5回目はどうしようか?
と司会兼会場オーナーの柏木くんと相談したのですが、
いくら話しても答えが出ず"まぁとりあえずやってみよう"と、
最近の出来事を中心に話してみると、これがまぁなんともスルッと
今までで一番おもしろく、一番休業らしいイベントとなりました。
メディアはもちろん、このインターネットでさえもお話しできない、
今までの人生をみなさんにお話ししたという理由も多分にありますが、
ふっと肩の力が抜けたのは、結婚したことが非常に大きいと思います。
そう、わたくし中村佑介は6月1日に入籍しました。
相手はあっちゃん。セイルズのアコーディオン担当のあのあっちゃんこと
長谷川梓沙さんです。(今は姓が代わり中村梓沙になりました。不思議な気分)
彼女もまた柏木くんと同様、僕のイラストにはあまり興味がなく、
締切が重なって死ぬほど忙しい時に限って、邪魔…いいえ、
部屋にこもりっきりの僕を、外の空気を吸いに誘い出し続けてくれた
貴重な親友のひとりでした。
芸術というものは、特に自宅で仕事をしているような僕にとっては
生活と仕事の境目がとても見えずらい職業です。
ずっと月曜日のようなそんな感覚にさえ陥ります。
そんな中、あっちゃんは女性で唯一の僕の日曜日でした。
そんな方と一緒になれて、ほんとうにしあわせです。
思い返せば一昨年から去年にかけて、画集『Blue』全国サイン会ツアーという
あまりにもヤクザで無謀な企画を決めたのも、
結婚願望がまったくなかったこそ為せる業で、全国各地、総勢約7000名という、
非常に多くの方々にお会いした際に、お子様連れの方もたくさん来て下さって、
子供たちやそのお父さん、お母さんたちとお話してはじめて、
「僕も結婚して子供が欲しいなぁ。。。」と思えるようになったのでした。
だけれども相手がいない。
ツアー中、そんな課題をぼんやり抱えたまま、
たまに大阪へ帰り、バンドの練習後ミーティングで、
3時間にも及ぶアダルトビデオの話。ライブをしたらしたで、
まだ若いのに、嗚呼もっとわかりやすいかっこいい音楽したいだろうに
演奏させられるのは「おしりのふとん」。
果ては、ただでさえ暗いライブ舞台で、石田ゆり子さんのお面を被らされ、
非常に見えにくい中での…いえ、それ以前に女性としてこの上ない屈辱。
そんな馬鹿に耐え続け、付き合ってくれたのが、バンドメンバーのあっちゃんなのでした。
出会ってから4年、「この人とずっと一緒にいたい!」そう思いました。
なんというサディストとマゾヒストの遠回りな愛でしょう。
ちょうどその時、『谷崎潤一郎 マゾヒズム小説集』の表紙を描き、
「わかる!わかるぞ~潤ちゃん!!」などと共感していたものです。
そして画集の全国サイン会ツアーも一通り落ち着き、
セイルズがレコーディングを終えた去年の年末あたりから、
幸運な事にポンポンと話は進み、あれよあれよという間に、
引越、入籍した事の運びです。
家族や友人、そして僕のプライベートに一番近い場所である
トークライブ『本日休業』のお客様には
しばらく前にこのことはお伝えしていたのですが、
セイルズのCDが発売されたことを期に発表させて頂きました。
昨日のイベント前に、僕をイラストレーターへと育ててくれた阿倍野の家の
最後の後片付けと掃除をしてきました。
大阪芸大出身なので、繁華街といえば梅田でもなんばでも心斎橋でもなく、
何より家賃が安い、友人も先に住んでいるという理由だけで、
最初は暮らし始めた阿倍野でしたが、
昭和から何も変わっていない街並みを路面電車が走り抜ける景色や、
年齢層が高く落ち着いた空気が大好きになり、
こんな風にブログのタイトルにもつけてしまうくらい
気付けば自分とは切っても切れない関係となっていました。
今や阿倍野の中心地である天王寺には、タワーレコードができ、
しかもそこには友人が勤めているということで、後ろ髪を引かれまくっていましたが、
あっちゃんとの新生活はやっぱり新しい場所ではじめようと、
お互いずっと暮らしていた土地を離れることに決めたのでした。
そんな訳で必然的に、今回が「僕のアベノライフ」の最終回となります。
次にブログを更新する時はタイトルが変わっておりますが、
今後とも末長くお付き合い頂ければ幸いです。ありがとうございました。
イラストレーター、セイルズ 中村佑介
追伸/アドレスはそのまま、引越し先は大阪、ご祝儀はCD購入で。
by kazekissa
| 2011-06-28 00:30
| 日記