イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
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おんなのことおとこのこ
小学館の文芸誌『きらら』、2011年3月号の表紙は3月3日、そう"ひな祭り"のイラストです。
絵を描く際には、択んだ生き物や小物、また建造物や衣服の構造、
文化のバックボーンに至るまで、出来る限りきちんと調べるのですが、
こうして毎月、季節の行事を描いていると、
33年間なんとなく知ってるつもりだったことが、
意外とたくさんあったことに驚きます。
もちろん"ひな祭り"という単語は知っていたのですが、
単に"お雛様を飾る日"くらいに捉えていました。
ここ数年なんて、その名前から、大好きだったAV女優の愛里ひなちゃんのビデオを
通常1日3回を特別に5回見て良い日として捉えていたくらいです。
そして今回描くにあたり、改めて調べてみると、
「女子のすこやかな成長を祈る行事」とありました。
なんと、女の子の為のお祭りだったとは。
ぼくの実家でも女兄弟はいないものの、子供の頃は
お内裏様とお雛様の二人だけが飾ってありましたが、
あれは父と母の国家に対するパンク精神ではなく、単純に僕らがゴネたので、
母が子供の時のものを出してくれていたのでしょう。
そういえば子供の頃、鎧兜を飾っていた日もあったけど、
男版雛祭りみたいな行事もあったんだろうなと更に調べてみると、
なんとそれがあの「こどもの日」だったことにも驚き…いや、怒りさえ憶えました。
なぜ女の子のお祭りが「雛祭り」という字数の多い漢字で気品ある名前なのに、
男の子のお祭りは「こどもの日」なんだ。
誰でも読めるひらがなでなんか馬鹿にされているような気がするし、
しかも祭られてすらいない。その前に、"こども"って。じゃあ女の子は子供じゃないのか!?
「ウフフ、クラスの男子なんてみんな子供よね~」と上級生に憧れる小学生女子による
アンケート結果によって、このネーミングが決まったとしか思えない!!
…しかし悔しいかな、これは本質をついています。
そう、語弊を恐れずはっきり言うと、男は馬鹿なのです。
歯磨きしながらテレビを見たら、手が止まって全部口から垂れちゃうし、
音楽を聴きながら文章が打てないので、今これも無音の中で書いています。
だからそれを悟られまいと、男の子は難しいものが大好きになります。
プラモデルは細かければ細かいほど組み立てたくなるし、
意味もよくわからなかった分厚い本を、本棚の前面に並べたくなるし、
車は便利なオートマチックより、マニュアルで常にギアをガクガク言わせたいし、
実は何も考えていないのに、渋い訳あり顔で遠くを見ながら煙草を吸いたくなります。
つまり、それらはすべて、男の子の心の鎧なのです。
ハッ!だからこどもの日は鎧兜を飾っているのか!!
イラストの娘さんが花占いで何かに気付いて女性になったように、
僕らも、さぁ鎧兜を脱いで、男性になろうじゃありませんか。
今回はそういった内容のトークイベントになりそうです。
詳細は以下、お楽しみに~
『中村佑介の本日休業 vol.4~完結編』
年中無休イラストレーターの中村佑介が、心の日曜日を取るべく
言いたい事を言いっ放し!無駄だらけの無責任トークライブ!!
『幼稚園~小学生編』、『中学~高校生編』、『大学生編』に続き、
物語はいよいよ佳境へ。そして現在へと繋がる糸をあなたは見つけられるだろうか。
日時:2月25日(金)19:00開場 / 19:30開演
会場:なんば白鯨(大阪市中央区千日前2-3-9レジャービル味園2F)
出演:中村佑介、B・カシワギ 入場料:1,000円(ドリンク別)
※内容につき18才未満のお客様はご入場できません。
件名『中村佑介』、メッセージ欄に名前・枚数を明記して、メールにて受け付けます。
座席数に限りがございますので、定員に達し次第、御予約を締め切らせて頂きます。
またサイン会ではありませんので、サインはお断りさせて頂いております。
ご了承ください。(お問い合わせ:06-6643-5159)
by kazekissa
| 2011-02-20 17:09
| 日記