イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
by kazekissa
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心のあの人
昨日は京都西院のハナマウイスタジオにて、
セイルズのレコーディング3日目。
行き道にアコーディオンのあっちゃんが「愛里ひなちゃん見たよ!」と興奮している様子。
愛里ひなちゃんとは数年前に流星のごとく現れて引退した、僕の好きだったAV女優の方で、
家からの電車内で見かけたらしいのです。
ひなちゃんのブログはAV女優のそれとはとても思えないほど
穏やかな生活感溢れる日常が律義に書き記されており、
ファンの皆さまも親のような目線で心配したり応援したり温かいコメントを寄せているのを、
僕も同じ大阪在住ということで親近感を感じながら、いつも見守っていました。
その情熱や魅力についてはここでは長々と語ることはしないけど、
その時作った7分を越える壮大な『ひなのバラード』を聞いてもらえれば一聴瞭然でしょう。
そんなある日、アダルト界のタワーレコードこと信長書店にて写真撮影会が開催されるとのことで、
意を決して、"写るんです"で臨もうとした次の日に撮影会中止と引退のお知らせ。
発表は突然ではあったけど、その前に体調を崩しがちだったのと、
本人がブログに書いた別れの言葉がとても丁寧だったので、
「幸せに暮らしてたら良いなぁ」と願っていました。
一方、アコーディオンのあっちゃんはセイルズの紅一点、
もちろんれっきとした女の子なのですが、
僕のサイン会の手伝いを蹴って「加藤鷹のトークショーがあんねん!」と
走り去ってしまうほどAVには精通しており、
好みの違いはあるものの、僕の貸したひなちゃんのビデオだけは
返却期間が過ぎても返さないくらい気に入っていたこと、
そして何より僕がスタジオ練習の後、毎回毎回大体1時間くらいは
愛里ひなちゃんの話をしていたので(主にブログの朗読)、
引退して2年ほど経つ今も、顔を憶えていてくれたのだろうと思います。
その話を聞いて「ほんとに大阪に住んでたんだ!今度見かけたら…」
と言おうと思ったが、「今は引退して普通に暮らしてるんだろうから、
そっとしておこう…そうアイドルとは偶像という意味。
あの日見た"愛里ひな"という女の子は僕らの頭の中だけで、
もともとこの世界にはいなかったのだ!」
と言い聞かせても、「でもありがとうの気持ちくらいは伝えたい。
う~ん、どうしたものか…そもそも本物だったのか!?」
などと迷っているうちに、阪急電車は西院の駅に到着。
ハナマウイは京都西院の駅から歩いてすぐのところにあり、
元・ヨーグルトプゥのベース・宮さんが営んでいるスタジオだけあって、
京都の名だたるミュージシャンやそれを目指している若者たちが今日も愛用している。
とりわけくるり、キセル、ママスタジオ、そしてヨーグルトプゥを輩出した
立命館大学の近くに位置していることもあり、
そこの学生さんが多いので、入口にはこんなサインと写真も貼ってあります。
こちらは正真正銘、在りし日の本物の岸田さん。 京都の音楽をやってる人はぜひ遊びに行って、その目で確かめて来て下さい。
そして午前10時予定通りレコーディング開始。
先日タンバリンと自慢のおでこでしか登場出来なかったあっちゃんも、
今日は満を持してアコーディオンを録音。2本のマイクでご満悦。 それにしてもまたおでこが光り過ぎて写真が飛んでいます。もう現代の科学では追いつけません。
最初にアダルトビデオの話題が出たついでに言っておきますと、
昔のビデオは大事な部分を隠すいわゆる"モザイク"の変わりに、
すりガラスのようなボカシや、海苔のような黒ベタで隠すなど様々な形があり、
僕が最初に見たものなどは後光のように白く発光していました。
あっちゃんの光の向こう側のおでこにも何か重要事項が隠されてるに違いません。
今度中学の修学旅行以来にサングラスをかけてコッソリ見てみようと思います。
そしてモニタールームから指令を出すいつも穏やかな笑顔が素敵な宮さん。 その声はヘッドフォン越しに僕のいる録音ブースに聞こえるようになっているのですが、
何も「ハァハァ…奥さん、まずは今日のパンツ何色か教えてよ」のような怪しげな指令ではなく、
時々飼原さんのイヤらしい話が聞こえてくることがあっても、
主に「OK、良かったです!」とか「もう一度録りましょう!」のはずなのに、
昨日はヘッドフォンから本当に「ハァハァ…そ、そこ」という宮さんの吐息が聞こえて来たので、
「まさかほんとうに!?」と思い急いでモニタールームに駆け込むと、
あっちゃんがお疲れの宮さんをマッサージしていただけでした。 そして藤野さんのエレキギター、
僕もアコースティックギター、ウクレレ、バンジョーを弾いて、
無事基本演奏はすべて録音終了しました。
その他レコーディングの模様はまたあっちゃんブログをご覧ください。
宮さん、本当にお疲れさまでした。この調子で最後まで宜しくお願い致します。
ハナマウイスタジオのスタッフの皆さまにも、心からありがとうございます。
スタジオを出たらもう真っ暗の夜の10時。京都から大阪へ帰る電車の中、
あっちゃんが「あそこに座ってるの、村中芳さんちゃう?」と言いました。
村中芳さんとは以前、これまた宮さんのやっていたカフェバー大会で、
セイルズと共演してくれたシンガーソングライターの女性なのですが、
指さす先を見てみると、それが顔も姿も全くもって似ても似つかない人で、
「違うわ!どこをどう見たら同一人物に見えるね…あ!」「どうしたん?」
こんな彼女の観察眼なもんだから、きっと行き道に聞いた話も
また全然的外れな見間違いだったのでしょう。
しかし、こうして思い出されるように記憶に刻まれていることにこそ、喜びはあるもの。
そう、僕に、そしてあっちゃんの心に確かに愛里ひなちゃんはいたのです。
「なのでやっぱ"ひなのバラード"ボーナストラックで入れてもいいかなぁ?」
と言おうと覗きこんだメンバーたちの顔は、今日一日の頑張りで疲れきっていたので、
まぁ次があるか、と思い、言葉を飲みこみました。
最後に遅くなりましたが、メンバーとひなちゃん、おつかれさまでした。
セイルズのレコーディング3日目。
行き道にアコーディオンのあっちゃんが「愛里ひなちゃん見たよ!」と興奮している様子。
愛里ひなちゃんとは数年前に流星のごとく現れて引退した、僕の好きだったAV女優の方で、
家からの電車内で見かけたらしいのです。
ひなちゃんのブログはAV女優のそれとはとても思えないほど
穏やかな生活感溢れる日常が律義に書き記されており、
ファンの皆さまも親のような目線で心配したり応援したり温かいコメントを寄せているのを、
僕も同じ大阪在住ということで親近感を感じながら、いつも見守っていました。
その情熱や魅力についてはここでは長々と語ることはしないけど、
その時作った7分を越える壮大な『ひなのバラード』を聞いてもらえれば一聴瞭然でしょう。
そんなある日、アダルト界のタワーレコードこと信長書店にて写真撮影会が開催されるとのことで、
意を決して、"写るんです"で臨もうとした次の日に撮影会中止と引退のお知らせ。
発表は突然ではあったけど、その前に体調を崩しがちだったのと、
本人がブログに書いた別れの言葉がとても丁寧だったので、
「幸せに暮らしてたら良いなぁ」と願っていました。
一方、アコーディオンのあっちゃんはセイルズの紅一点、
もちろんれっきとした女の子なのですが、
僕のサイン会の手伝いを蹴って「加藤鷹のトークショーがあんねん!」と
走り去ってしまうほどAVには精通しており、
好みの違いはあるものの、僕の貸したひなちゃんのビデオだけは
返却期間が過ぎても返さないくらい気に入っていたこと、
そして何より僕がスタジオ練習の後、毎回毎回大体1時間くらいは
愛里ひなちゃんの話をしていたので(主にブログの朗読)、
引退して2年ほど経つ今も、顔を憶えていてくれたのだろうと思います。
その話を聞いて「ほんとに大阪に住んでたんだ!今度見かけたら…」
と言おうと思ったが、「今は引退して普通に暮らしてるんだろうから、
そっとしておこう…そうアイドルとは偶像という意味。
あの日見た"愛里ひな"という女の子は僕らの頭の中だけで、
もともとこの世界にはいなかったのだ!」
と言い聞かせても、「でもありがとうの気持ちくらいは伝えたい。
う~ん、どうしたものか…そもそも本物だったのか!?」
などと迷っているうちに、阪急電車は西院の駅に到着。
ハナマウイは京都西院の駅から歩いてすぐのところにあり、
元・ヨーグルトプゥのベース・宮さんが営んでいるスタジオだけあって、
京都の名だたるミュージシャンやそれを目指している若者たちが今日も愛用している。
とりわけくるり、キセル、ママスタジオ、そしてヨーグルトプゥを輩出した
立命館大学の近くに位置していることもあり、
そこの学生さんが多いので、入口にはこんなサインと写真も貼ってあります。
こちらは正真正銘、在りし日の本物の岸田さん。
そして午前10時予定通りレコーディング開始。
先日タンバリンと自慢のおでこでしか登場出来なかったあっちゃんも、
今日は満を持してアコーディオンを録音。2本のマイクでご満悦。
最初にアダルトビデオの話題が出たついでに言っておきますと、
昔のビデオは大事な部分を隠すいわゆる"モザイク"の変わりに、
すりガラスのようなボカシや、海苔のような黒ベタで隠すなど様々な形があり、
僕が最初に見たものなどは後光のように白く発光していました。
あっちゃんの光の向こう側のおでこにも何か重要事項が隠されてるに違いません。
今度中学の修学旅行以来にサングラスをかけてコッソリ見てみようと思います。
そしてモニタールームから指令を出すいつも穏やかな笑顔が素敵な宮さん。
何も「ハァハァ…奥さん、まずは今日のパンツ何色か教えてよ」のような怪しげな指令ではなく、
時々飼原さんのイヤらしい話が聞こえてくることがあっても、
主に「OK、良かったです!」とか「もう一度録りましょう!」のはずなのに、
昨日はヘッドフォンから本当に「ハァハァ…そ、そこ」という宮さんの吐息が聞こえて来たので、
「まさかほんとうに!?」と思い急いでモニタールームに駆け込むと、
あっちゃんがお疲れの宮さんをマッサージしていただけでした。
僕もアコースティックギター、ウクレレ、バンジョーを弾いて、
無事基本演奏はすべて録音終了しました。
その他レコーディングの模様はまたあっちゃんブログをご覧ください。
宮さん、本当にお疲れさまでした。この調子で最後まで宜しくお願い致します。
ハナマウイスタジオのスタッフの皆さまにも、心からありがとうございます。
スタジオを出たらもう真っ暗の夜の10時。京都から大阪へ帰る電車の中、
あっちゃんが「あそこに座ってるの、村中芳さんちゃう?」と言いました。
村中芳さんとは以前、これまた宮さんのやっていたカフェバー大会で、
セイルズと共演してくれたシンガーソングライターの女性なのですが、
指さす先を見てみると、それが顔も姿も全くもって似ても似つかない人で、
「違うわ!どこをどう見たら同一人物に見えるね…あ!」「どうしたん?」
こんな彼女の観察眼なもんだから、きっと行き道に聞いた話も
また全然的外れな見間違いだったのでしょう。
しかし、こうして思い出されるように記憶に刻まれていることにこそ、喜びはあるもの。
そう、僕に、そしてあっちゃんの心に確かに愛里ひなちゃんはいたのです。
「なのでやっぱ"ひなのバラード"ボーナストラックで入れてもいいかなぁ?」
と言おうと覗きこんだメンバーたちの顔は、今日一日の頑張りで疲れきっていたので、
まぁ次があるか、と思い、言葉を飲みこみました。
最後に遅くなりましたが、メンバーとひなちゃん、おつかれさまでした。
by kazekissa
| 2010-08-09 12:23
| 日記