群馬に行った時のこと、沼田さんのある癖に気付きました。
車に乗ると必ず窓を開けて、このようにちょっと手を出すのです。何をしているのかと聞くと、「掌に風を受け、体温調節をしている」とのこと。
まるで爬虫類のよう。そう言えばどことなく、顔もトカゲっぽい気がしてきた。
が、真理藻ちゃんのペットの写真を見て「ウゲー！」と、営業課長にあるまじき、
あからさまな苦手振りをアピール。
今日のお話はそんなところからはじまります。

ユリイカ対談・一人目は、絵描きを目指していた母の若き頃のアイドルであり、
今も現役のトップイラストレーターである宇野亜喜良さんと昼食を食べながら、
おそらく前衛誌のユリイカでさえも取り上げることのできない過激な昔話から、為になるお話まで全部。
「若い頃は芸術家として自分がノーマル（ゲイじゃない）なことをコンプレックスに思っていた」
という愛妻家の宇野さんに「芸術家＝ゲイ説を唱える母に伝えておきます」と言っておきました。
さすがにアイドルの言うことなら聞いてくれるでしょう。
芯が堅くまわりはふわふわの樹木のようなおじいちゃんでした。なんだかとってもすごいいい顔！ありがとうございました。

二人目は、若い方ならロックバンド・ミドリのジャケットでもお馴染み、
漫画家の山本直樹さんと、吉祥寺のジャズ喫茶で。
何と息子さんのパソコンの壁紙は僕の絵だそうで、
山本さんのエロ漫画で育ててもらった僕を通した隔世遺伝と言った趣。
薄い身体と鮮烈なイメージの女の子を描く山本さんには、
AVソムリエとして秋元美由ちゃんを紹介しておきました。
そんな感じに面白いのですが、少々ハメの外れた対談を読んでも、
どうか息子さんのパソコンの壁紙が変っていませんように。。。BLUEとBlue。ありがとうございました。

三人目は、何と大阪芸大デザイン学科の10年先輩にあたる、
美少女イラストレーターの村田蓮爾さんのお宅にお邪魔させてもらい、対談。
思えば、村田さんが格闘ゲーム『豪血寺一族』のキャラクターデザインをされていた時はそれを、
フリーになられた時は、僕もフリーを目指し、いつも背中を追いかけてきたような気がします。
うちの兄にソックリだったので、心の中で「お兄ちゃん」とお呼びさせてもらいました。
どちらにせよ、まだまだその背中は遠いようです。
桂正和先生と１、２を争うお尻絵師の村田さんには、
東条かれんと水嶋あずみという２大（おしりが大きいとかかってる）女優を紹介しておきました。
ありがとうございました。

そして対談も終り、村田さん家があの絵のまんま、あまりにお洒落でかっこよく、
かつユニークな作りだったので、ユリイカ編集長と沼田さんと僕は、
夜行性だという村田さんに甘えて、その後深夜まで、我を忘れて遊ばせてもらいました。
そして沼田さんは村田さんのペットのトカゲくんと心を通わせ、
沼田課長→リザード沼田へとパワーアップし、
ついに心身ともにトカゲ男となってしまいました。「お邪魔しました」の時、来たメンバーから１人減っていたような気がしたと同時に、
村田さんのゲージの中に、１匹増えていたあのトカゲは、
一体なんだったのでしょうか。

という克服しすぎたおはなし。それではまた。（タモリ）


は、冗談として、記事本文および、ほかにもまだまだ対談予定の
『ユリイカ増刊号～中村佑介特集』は１月下旬発売、お楽しみにー
そして、明日発売のきらら12月号の表紙は、クリスマス旅行。全国の書店でお会いしましょう。
このように、僕の旅行嫌いも克服に向かっており、明日は沖縄。がんばるぞ～

トーク＆サイン会
日時：11月21日（土）　16時～
場所：ジュンク堂書店那覇店
お問い合わせ：098-860-7175

サイン会
日時：11月22日（日）　15時～
場所：ジュンク堂書店鹿児島店
お問い合わせ：099-239-1221

トーク＆サイン会
日時：11月23日（月）　13時～
場所：蔦屋書店熊本三年坂店
お問い合わせ：096-212-9111