イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。
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鼻から牛乳
今日の大阪は雨だったけど、遠く南の宮古島は晴れだったかなぁ。
高校まで一緒だった友達の結婚式がそこで行われたのだ。
小学校の時、僕が牛乳を飲んでいると必ず、子供らしからぬシュールなことを言って
笑わせて来ては、鼻から噴射していたので、牛乳の匂いの思い出の彼がだ。
さて、友人の結婚式にはウェディングボードを描かせてもらう。
ある時は新郎を、ある時は新婦の事を深く知っていても、
そのパートナーになる方も同じ気持ちで描きたいので、
僕は今回も彼女(もう奥さん)のことを根掘り葉掘り聴いて、
描く際には写真を横に置き、穴があくほど見つめて、話しかけて、寝るときには枕の下に…
と、最後のは冗談だけど、とは言えまるで人妻に秘かな恋心を寄せる男子中学生のように
怪しい感じに聞こえるだろうが、そう僕は好きになるのだ。
彼を好きな気持ちと同じくらい彼女のことも好きになって、
シーソーが傾かないよう左右均等な絵を描く。
そうすれば、新居の壁に飾ってもらっても何十年とまっすぐなままだろう。
しかし、彼にしても大学からは東京、僕は大阪だったので、
高校を卒業してから一度も会っていなかったのだが、
今回を期に、一度大阪で会うことになった。
最後に会ったのはもう10年以上も前のことだ。
お互いクラスやグループやクラブ活動(僕は帰宅部)も違っていたので、
あまりベタベタした仲ではなかったが、
二人とも同じ時期に宝塚へ引越し、西宮の高校へと通う阪急電車の中、
コソコソとラジオやお笑いの話をしていた。
高校最後の文化祭で「何かやらなくちゃいけ(モテ)ない!」と奮い立ち、
彼を誘って漫才でステージ出演したことも、
それによって結果を得られなかったことも、今では懐かしい。
そして久々に会った彼と数分でまたラジオやお笑いの話になり安心していると、
不思議なことを言い出すではないか。
「CD屋さんでアジカンのジャケットを見た時、すぐわかったよ。
買って、クレジットを見たらやっぱそうやった。」と。
あんな画風になったのは大学も卒業の頃で、
高校まではドラゴンボールのような少年マンガばかり描いていたし、
まして女の子なんて一人も描いたことなかったので、驚いた。
「誰も僕(わたし)のことをわかってくれない!」なんて思うことはあるが、
いやいや違うんだ。自分が一番自分のことをわかってないんだね。
そして"こうである"と思い込んでいる自分の姿などほんと鼻クソほど大したことはないのだ。
そんなことを古い友達と絵に教えてもらって、フッと肩の力が抜けて、
可笑しくなってしまい、また抹茶ミルクが鼻から出そうになった。
相変わらずだということだ。
そんな風に彼のことを見守り、理解してくれる彼女に感謝をしつつ、
絵を描きあげた。おかげでとてもいいものが出来たと思う。
結婚おめでとう。ありがとう。
高校まで一緒だった友達の結婚式がそこで行われたのだ。
小学校の時、僕が牛乳を飲んでいると必ず、子供らしからぬシュールなことを言って
笑わせて来ては、鼻から噴射していたので、牛乳の匂いの思い出の彼がだ。
さて、友人の結婚式にはウェディングボードを描かせてもらう。
ある時は新郎を、ある時は新婦の事を深く知っていても、
そのパートナーになる方も同じ気持ちで描きたいので、
僕は今回も彼女(もう奥さん)のことを根掘り葉掘り聴いて、
描く際には写真を横に置き、穴があくほど見つめて、話しかけて、寝るときには枕の下に…
と、最後のは冗談だけど、とは言えまるで人妻に秘かな恋心を寄せる男子中学生のように
怪しい感じに聞こえるだろうが、そう僕は好きになるのだ。
彼を好きな気持ちと同じくらい彼女のことも好きになって、
シーソーが傾かないよう左右均等な絵を描く。
そうすれば、新居の壁に飾ってもらっても何十年とまっすぐなままだろう。
しかし、彼にしても大学からは東京、僕は大阪だったので、
高校を卒業してから一度も会っていなかったのだが、
今回を期に、一度大阪で会うことになった。
最後に会ったのはもう10年以上も前のことだ。
お互いクラスやグループやクラブ活動(僕は帰宅部)も違っていたので、
あまりベタベタした仲ではなかったが、
二人とも同じ時期に宝塚へ引越し、西宮の高校へと通う阪急電車の中、
コソコソとラジオやお笑いの話をしていた。
高校最後の文化祭で「何かやらなくちゃいけ(モテ)ない!」と奮い立ち、
彼を誘って漫才でステージ出演したことも、
それによって結果を得られなかったことも、今では懐かしい。
そして久々に会った彼と数分でまたラジオやお笑いの話になり安心していると、
不思議なことを言い出すではないか。
「CD屋さんでアジカンのジャケットを見た時、すぐわかったよ。
買って、クレジットを見たらやっぱそうやった。」と。
あんな画風になったのは大学も卒業の頃で、
高校まではドラゴンボールのような少年マンガばかり描いていたし、
まして女の子なんて一人も描いたことなかったので、驚いた。
「誰も僕(わたし)のことをわかってくれない!」なんて思うことはあるが、
いやいや違うんだ。自分が一番自分のことをわかってないんだね。
そして"こうである"と思い込んでいる自分の姿などほんと鼻クソほど大したことはないのだ。
そんなことを古い友達と絵に教えてもらって、フッと肩の力が抜けて、
可笑しくなってしまい、また抹茶ミルクが鼻から出そうになった。
相変わらずだということだ。
そんな風に彼のことを見守り、理解してくれる彼女に感謝をしつつ、
絵を描きあげた。おかげでとてもいいものが出来たと思う。
結婚おめでとう。ありがとう。
by kazekissa
| 2009-04-25 19:43
| 日記