イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。


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NOW

今年も残すところあと2カ月になりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
僕の方はといえば、ここ5年で一番大きなお知らせをしなければなりません。

来たる2014年12月17日(水)に、
中村佑介の2冊目の画集『NOWを発売します。
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中村佑介 画集『NOW
2014.12.17発売/3000円(税込)

A4変形サイズ/224ページ/飛鳥新社
【ご予約】Amazonセブンネット(※特典付き)


近年、小学館から発売されたイラストブック『きららちゃん』や、ポストカードブック『RED』に文具セット、毎年のカレンダーと、コンスタントに皆さまにお届けしてきましたので、もしかしたら久々感はないかもしれませんが、実は画集『Blue』からそう、ちょうど5年の歳月が過ぎようとしてたのですね。
大人になってからの年月は、うっかりしてるうちに過ぎてしまうこともあり、僕もマネージャーの沼田さんから「もう5年だよ」と言われてようやく「え!」と気付いたくらいです。しかし5年といえば、中学2年生も高校をすっ飛ばして大年生になっていたり、結婚された方もお子さんが産まれ、すっかり歩き喋り出しているような長い年月です。

ということで、記憶力の良い方や勘の鋭い方はもうお気づきかもしれませんが、今回の表紙、実は『Blue』表紙の女の子のちょうど5年後の姿を描きました。
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5年後
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セーラー服を脱ぎ、すっと立ち上がり、どこかへ走り出そうとしています。あの頃は鏡の中の青い過去ばかり見つめていた彼女も、もう少女と呼ぶには失礼にあたるような眼差しへと立派な女性へと成長しました。だから画集のタイトルも彼女の"今"に敬意を表し、NOWと名付けました。


画集の内容としましては、前作が2008年中旬までの絵を収録していたので、今作『NOW』には2008年中旬~2014年現在までの6年間の絵が収録されております。この間に描いた絵といえば、【書籍】では『夜は短し歩けよ乙女』の文庫版、『謎解きはディナーのあとで』などのヒット作や、音楽の教科書から少しインモラルな江戸川乱歩、谷崎潤一郎ほか。【CD】ではASIAN KUNG-FU GENERATIONはもちろんのこと、さだまさしさん、モーモールルギャバン、つじあやのさん、シュローダーヘッズ、倖田來未さんまで。
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また『Blue』になかったコーナーとして、『四畳半神話大系』、『果汁グミ』をはじめとした【アニメーション】。柏木由紀さんとのスピリッツ上のコラボレーショングラビアや、2008年の似顔絵展『PORTRATION』の作品などの【似顔絵】。またキキララやビックリマン、ドラえもん、UT等との【コラボレーション】などの全5コーナーで構成しております。


サイズは『Blue』より大きくなったものの、まったく同じ横幅で、ちょうど背だけ伸びましたので、本棚に綺麗に2冊が並ぶようになっています。
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また、今回は『Blue』購入者の皆さまのリクエストにお応えして、【全作品解説書】が別冊付録として付いてきます。別冊にした理由は3つ。まず通常の画集では解説は巻末にあり、いちいち作品ページに戻るのが面倒で、結局読みにくいと感じた点がひとつ。ふたつ目に、また通常の画集では考えられないような文字数でひとつひとつの作品を解説しており、かなりのページ数が必要で画集自体が太くならないように。最後に、解説を見ずに自由に楽しみたい方もいらっしゃると思うので、これらの点から別冊にした次第です。

さて、こんな風に『Blue』より大きくなり、ページ数も増え、表紙に金箔(タイトル)も使い、解説書もつくという、大幅にパワーアップした『NOW』ですが、そこで気になるのはお値段ですよね。ご安心下さい。前作より1000円安い3000円(税込)に価格を抑えました。そして、紙も軽量のものを使いましたので軽く、幅もスリムになりました。これは収録されている『謎解きはディナーのあとで』で僕の絵を知ってくれた子供たちでも買いやすいように、発売元の飛鳥新社と印刷所に無理を聞いてもらい、何とかコストを抑えてもらいました。本当にありがとうございます。

こんな風に、僕は「イラストレーション」というものを、おごそかな美術館に行かなくとも、CDや漫画やゲームのように気軽に買えて、友達とワァワァ言い合えるようなものであって欲しいなと常に願っています。その為には持ち運べなくてはいけませんよね。ってことで、いまセブンネットでご購入(予約)の方には、画集『NOW』がスッポリ入るサイズのトートバッグ↓が特典でついてきます。
セブンネットご予約http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106470394/
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また今回も、年明けから書店でのサイン会を回りますが、スケジュール、開催地等の詳細は今月中に発表いたします。そして、今年はカレンダー(2015年度)の発売はありませんが、1月中旬発売の次号『イラストレーション』にて中村佑介大特集号を組んで頂いており、そちらに付録として、毎年リクエストの多かった卓上カレンダーがつきます。12枚入りでかなりしっかりしたものになる予定です。こちらの詳細も、また決まり次第こちらで発表します。

という訳で、中村佑介の5年ぶり、2冊目の画集『NOW
かなり充実した内容になっておりますので、12/17(水)の発売を楽しみにお待ち下さい。
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# by kazekissa | 2014-11-11 11:11 | 日記

大阪の神さまたち

昨日は大阪・心斎橋ビッグステップで開催されているビックリマン原画展に行って参りました。
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ビックリマンシールといえば最近もコンビニ等で復刻版が売られているので、知らない方はいないと思いますが、なんと元々発売されたのが今から約30年前の1985年。瞬く間に僕の世代だと女の子も含め、教室で持っていない子供は一人もいない程の大ブーム。ホビーを超えた社会現象。シールを超えた子供達の通貨のような存在でした。今だとちょうど『妖怪ウォッチ』を想像してもらえると、掴みやすいかもしれません。つまり売り切れ続出で、そもそも買えないレベルだったんですね。

そんな買えなかったものの原画がビックリマン原画大全という一冊にまとまり、その発売を記念しての展覧会。先に東京展がありましたが、大阪展には特別な意味合いがありました。そう、あの膨大な数のビックリマンのキャラクター達はすべて、デザイン会社"グリーンハウス"の米澤稔さんと兵藤聡司さんによって、ここ大阪で描かれていた(いる)のです。
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展覧会場は入場無料と思えないほど、とても綺麗で広々としていて、あのシールの線画、このシールのセル画などが、それでもところ狭しと並んでいました。なんと撮影もOKでしたので、当時僕が好きだった何枚かを写真でご紹介します。
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<魔肖ネロ>はじめて当ったヘッド(レア)シールで、コチラのエピソード通り、今は手元にありません(笑)
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<ヘッドロココ>いわずと知れたビックリマンの代表キャラクター。当時は本気で揉み上げを伸ばそうかと考えたほど、かっこ良く見えていましたが、その麗しさは30年経っても何一つ変わりません。
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<メイドン遊使>男性キャラが格好良いだけでなく、女性キャラもきちんと可愛いのが、ビックリマンの魅力。それはまるで手塚治虫さんや鳥山明さんの作品のよう。そしてなんと言っても、今では当たり前のようにパソコン作業をするようなベタ塗りも、当時はこうしてきちんと絵の具で塗られていたということ。やはりアナログは情報量が多くていつまでも圧倒されますね。線はセル画の表から、色は裏から塗られています。詳しくは『ビックリマン原画大全』のメイキングをご覧ください。

そして今回の展覧会の為に、僕が描いたヘッドロココのトリビュートイラストも展示して頂いております。
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米澤さんと兵藤さんを見習い、僕も久々の完全アナログ作品。色はアクリルガッシュと、色鉛筆と、コピックで塗りました。(※いつもは線画までがアナログでその先がデジタル彩色です) 背景のプリズムも全てコンパスを使い、絵の具で塗りましたので、ぜひ原画を見て頂きたく思います。


十分に展覧会を堪能したあとは、『ビックリマン原画大全』と僕の画集『Blue』が同じ飛鳥新社から発売されているという御縁や、同じ大阪に本拠地を構えていることもあり、米澤さんと兵藤さんとお食事させてもらえることになりました。神さまたちとの晩餐会。雲の上にいるようなフワフワとした気分で、感無量でした。
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奥左が、兵藤さん。奥右がマネージャーの飛鳥新社の沼田さん。そして手前で真剣に話しているのが米澤さんと僕です。イラストレーションやキャラクター造形の秘訣や、クリエイターが直面する問題点と打開策、当時もうひとつの大ブームだった漫画『ドラゴンボール』の鳥山明さんをどう感じていたか等々、実に様々な貴重なお話を聞かせて頂きました。沼田さんが「勿体ない!」とiPhoneで録音していたので、もしかしたらどこかで文字起しされ、公開されるかもしれません。その際にはまたここでもお知らせしますね。

もっとたくさん書きたいことはあるのですが、言葉で言い直すのは勿体ないほど、幸せを感じた夜でした。米澤さんと兵藤さんは紛れもなく日本イラストレーション界の神さまで、その作品は、子供の頃からずっと僕の教科書です。あらためて、画集の発売、展覧会の開催、おめでとうございます。


ビックリマン原画展は大阪・心斎橋ビッグステップのB1Fギャラリーで9月23日(火・祝まで入場無料で開催中。ビックリマン原画大全は全国書店にて好評発売中。ぜひ皆さまもこの芸術の秋は、神さまたちの作り出した人懐っこい軌跡の数々をご堪能下さい。
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# by kazekissa | 2014-09-21 06:52 | 日記

秋のデモテープ

お久しぶりです。いつの間にか夏ももう終わり、この記事を見つけた頃にはコチラももうすでに終わっているかもしれませんが、僕がやっているバンド・セイルズの未発売DEMOアルバム(全14曲)が、現在、音楽サイト【OTOTOY(オトトイ)】にて無料配信中です。この機会にぜひダウンロードして聴いて下さいませ。

http://ototoy.jp/_/default/p/454799/23までの期間限定)
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セイルズ『DEMO(WaikikiRecord/2014.9.19)
01.time527 02.おしりのふとん 03.話をきかせて 04.一粒 05.我愛need you 06.あなたにクッキング 07.やだな 08.手紙 09.左手頂戴 10.鳥人間 11.2月の動物園 12.薫 13.ハローグッバイ 14.ほんとはね


セイルズというバンドは最近ワイキキレコードから2枚ミニアルバム(『Pink』/『YOU』)を出したので、まるでデビューしたてのような顔をしていますが、結成は2005年なので、実はもう9年目。だからこのように、ミニアルバム2枚の計11曲の他にも、実は膨大な量の曲があります。今回の曲目は出来るだけその9年間を取りこぼさないように、まんべんなく決めました。

今回のデモアルバムだけでなく、あらためて手元にあるデモを聴いていると、実に色々なことを思い出します。初期セイルズの代表曲である『SAIL』や『GIRL』、また『くらしのリズム』や『冬のサイダー』等の作曲者であり、今はフライングトータス 他で活動されている藤野さん(エレキギター)のこと。音楽のイロハを全て教わりました。また、初期メンバーの俊介くん(ベース)とロンちゃん(ドラム)、中期メンバーの豊福さん(ドラム)や、サポートしてくれた中尾くん(ドラム)のこと。個性やバンドの進め方を学びました。また、その時のスタジオの空気や、練習後に話した内容などが、デモ音源をBGMに、走馬灯のように頭の横を流れて行きます。
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ありし日のセイルズ。神戸にて対バンして下さった山田稔明さん(GOMES THE HITMAN)と。

本来、デモというのはメンバーにだけ聴かせるただの説明書であり、商品ではないので、あまり気負いせず録っているため、その時の時間も意図せずとも、生々しく真空パックされているのだろうと思います。そう考えると、時期的にもノスタルジックでとても秋らしい1枚となりました。


…おっと、振り返ってばかりもいられない。今後はというと、なんと長年ベースを勤めてくれた飼原さんが、仕事とプライベートの都合により、台湾へ移住するため、今月いっぱいでセイルズを脱退することになりました。更にキーボードのあっちゃんも、元々人前に出るのが苦手な性格のため、しばらくライブ活動は控える事に。(録音は参加) という事で、セイルズは実質、僕と、小泉等くん(エレキギター)と、仲井信太郎くん(ドラム)という、トリオになってしまうのですが、ぱぱぼっくすも同じ編成なので、まぁ何とかやっていけるでしょう。波が荒れても風任せ。セイルズ(船の帆)とはよく名付けたものです。

という訳で10周年に向け、1stフルアルバム発売に向け、もうしばらく航海を続けていこうと改めて思っている所存です。皆さまも航海のお供に、ぜひセイルズ『DEMO』を、宜しくお願い致します。
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# by kazekissa | 2014-09-20 07:25 | 日記

フランスに行ってきました~後編

前回の日記はあまりにもパリの街が刺激的すぎて、本題である『JAPAN EXPO 2014』参加に辿りつくことができませんでした(笑) まだまだお話したいことはたくさんあるのですが、それはまたの機会に置いておいて、という訳で今回はジャパンエキスポ当日からのレポートにします。
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会場へは、こんなフランス国旗の色をした電車で、滞在していたホテル前の『パリ東駅(Gare de l'Est)』から空港方面に2、30分ほど。ちなみにパリは思ったよりコンパクトな街で、歩こうと想えばモンマルトルの丘からエッフェル塔、凱旋門、シャンデリゼ通り、ルーブル美術館など、すべて徒歩で回れます。少し疲れますので、日本より割安なタクシーもおすすめです。電車はというと、日本のバスのようなシステムで、区間により値段が一律に決められているので、近いと損、遠いと得になる訳ですね。

さて、電車に乗り込むと、早速ジャパンエキスポに参加すると思しき集団を発見。海外でも任天堂は大人気。そしてマリオにピカチューという派手目の色を多用したキャラクターも、フランスのカラフルな車内ではぜんぜん浮いてないのも凄いですよね。
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そしてしばらくすると、どこからかアコーディオンの音色が…いた!!
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10分くらい演奏した後、乗客から紙コップにチップをもらい、隣の車両へ移っていきました。アコーディオンの音って実際は思ったよりすごく大きいのですが、誰も迷惑そうな顔ひとつせず、それはそれは素敵な光景でした。別の日にはヴァイオリン弾きのおじいちゃんも。そして会場前駅へ到着。
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すると前方にやたら大きなバッグをかついだ人物が…
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「まさか…!?」と思い前に周ってみると、ポーズを決め!聖闘士星矢でした。
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この大きな箱の中にあの"聖衣(クロス)"と呼ばれる鎧が入っている設定なのですが、変身前の姿のコスプレを見たのははじめてでした。マニアックですね。それもそのはず、日本ではすっかり懐かしアニメとなり、今は「~Ω(オメガ)」というシリーズ続編が放送されている「聖闘士星矢」ですが、今フランスでブームの真っ最中なのです。詳しいことはわかりませんが、たぶん神話という設定や、放送時期の関係だと思います。

ほかにもNARUTOの「暁」の衣装を着た方や、その向こうにも何かしらのアニメのキャラクター。
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また、お尻…じゃなくって、以前季刊エスで対談させて頂いた鈴木央さん『七つの大罪』バッグまで!!
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そして会場に着くと中はこんな感じで日本文化ファンのフランスの人々で溢れています。
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1週間ほどの会期中に25万人以上の来場者があったようです。右上にはこれまた懐かしい藤原カムイさんの漫画『ドラゴンクエスト列伝~ロトの紋章』の看板が。僕も子供のころ読んでいました。

僕の展示ブースはこんな感じです。2.5×9メートルの巨大パネル展。自分の描いた最近のイラストの中から、日本の文化を伝えるのに特に適したものを択びました。
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「マジックディスク」の6面ジャケットも展示。製品版では細かすぎて印刷で潰れてしまう箇所も再現。
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フランス語のプロフィールと作品説明も作成。自分でも何が書かれているのかわかりません(笑)
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このパネル展示ははじめて見る現地の方達からも、想いも寄らぬほどの好評を頂きましたが、時に広い会場でのパリジェンヌたちの待ち合わせスポットとなったり、
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彼女達の後ろにある舞妓さんの絵はASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバム「ランドマーク」のCDジャケット。"ランドマーク"とは"目印"という意味なので、待ち合わせ場所にピッタリですね 笑

時に記念撮影の背景となったり(トトロってこんなだったっけ?笑)と、色々と役立てたようで何よりでした。
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そしてサイン会がはじまりました。いつもの書店でのサイン会とは違い、今回は特設ステージ上で行われましたので、次のステージの時間の都合上、人数制限があったものの、フランスでは無名のイラストレーターなので、3人くらい集まれば御の字かなぁ。。。と思っていたところ、
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蓋を空けてみれば何とSOLD OUT!2日間を通し、実にたくさんの方々が参加して下さいました。
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「どうやって僕のイラストを知ったのですか?」と隣の通訳さん(偶然、中村さんというお名前でした)を通して聞くと、最近ヨーロッパツアーも行ったASIAN KUNG-FU GETNERATIONのCDジャケットや、最近日本でもブルーレイBOXが発売されたアニメ四畳半神話大系がきっかけの方が多かったです。台湾でサイン会をした時は、向こうは日本から輸入されたCDやDVDの値段が高いので、あまり浸透しておらず、その代わり「夜は短し歩けよ乙女」「謎解きはディナーのあとで」など書籍の表紙がきっかけの方が多くいらっしゃいました。同じ絵でも、国によって伝わり方も違うものですね。また自発的に「日本のイラストに興味があり、ネットサーフィンをして見つけました」という方も。うれしいですね。

その後は、現地テレビ局の取材を受けたり、
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隣の初音ミクブースの寄せ書きコーナーに、リクエストにお応えして…
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人生初の"初音ミクver."のサインを描かせて頂いたり(東京でも近日展示されるようです)、
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そんな36才にして「はじめて」をたくさん体験させて頂いたパリ滞在でした。フランスの皆さま、本当にどうもありがとうございました。また必ずお会い出来るよう、日本でもっとがんばろうと思った次第です。
Le français tout de toi, vraiment merci beaucoup. De plus, je pensais être capable de rencontrer encore tout de toi pour faire son mieux plus au Japon.


その後はそのまま飛行機で仙台に行き、仙台コミュニケーションアート専門学校(SCA)で講演会。こちらもイラストレーターや漫画家志望の、10代後半~20代前半の学生さんたちがたくさん集まって下さいましたが、その中で絵を見せてくれた方はたったの6名。このくらいの年齢の時は、たぶん自分の絵を見せるのが恥ずかしかったり、恐かったりするのだと思います。僕もそうでした。

でも、フランスに行ってわかったことは、自分が思っているより、誰もあなたの成功や失敗は気にしていないこと。そしてその時点の失敗なんて、10年後の人生に何の影響もない、という事です。だって僕なんて日本で10年以上がんばってるのに、フランスではほとんど知られておらず、まっさらの気持ちで作品を見られるのですから。それよりも世界のみんなは、「日本人のあなたの作品をもっと見たい!」と思っています。だからどんどん作品を人に見せて、ピカピカに磨い行って、もっともっと日本の良いところを一緒に発信してゆきましょう。


という訳で、フランスの皆さまも、日本の皆さまも、次に会える機会を心より楽しみにしております。以上、『JAPAN EXPO 2014』のレポートでした。長文お読み頂き、ありがとうございました。
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# by kazekissa | 2014-07-07 21:38 | 日記

フランスに行ってきました~前編

日本でもたびたびニュースになっていた『JAPAN EXPO 2014』というイベントに、展覧会とサイン会で参加する為に、人生ではじめてフランスへ行って参りました。
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ジャパンエキスポは約25万人を動員するという、世界的に見ても一番大規模な日本文化を紹介するイベントで、今年で15年目になります。
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日本のコミケを想像してもらうと近いかもしれませんが、こういう巨大な建物を3つ4つ使って、アニメ、ゲーム、漫画、イラスト、アイドル、おもちゃ、ファション、食べ物、伝統など、数多くの日本文化を紹介・販売するブースが出展されています。そして中には人、人、人。
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先程も言いましたが、この25万人が主にフランスの人なんだから、日本は愛されているなぁと実感しました。だって日本でも各地で"フランス展"や"タイフェス"など国ごとのイベントは時折みかけますが、ここまで大規模なものはないし、こんなに多くの人は集まりません。そしてそんな中に参加できて、とても光栄で、うれしい限りでした。

さて、ジャパンエキスポ以前にフランスという国に関しては、母がファッションデザイナー時代に毎年ファッションショーのため出張していたので、子供の頃より非常に興味があり、その後、兄も料理の勉強の為に半年留学、父も旅行に行っていました。そんな話を家族から聞いたり、大好きだったフリッパーズギターやファッションの影響で、フランスは特別な国だと認識していました。「おフランス」や「パリジェンヌ」なんて言葉があるくらいなので("おアメリカ"や"NYジェンヌ"はない)、皆さまも何かしら特別な想いは共通認識としてあるのかもしれませんね。

フリッパーズギター『恋とマシンガン』PV(フランス・パリ撮影)

そんな想いを抱えて飛行機で11時間、到着したパリは、聞いていた話や、憧れのお洒落なイメージとは良い意味で違った、"自由"という言葉がピッタリな印象の国でした。義務教育の社会の時間に、「アメリカに自由の女神を送ったのはフランス」という話を聞いていましたが、納得しました。
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これは『自由の炎』といって、1989年に自由の女神像のお礼としてアメリカからフランスに送られたものだそうです。自由の女神のたいまつ部分で、いまはダイアナ妃の慰霊碑にもなっています。写真奥には、あのエッフェル塔も見えていますね。

どんなところに"自由"を感じたかというと、街ゆく人。フランスは移民大国であり、その中でもパリは世界で一番観光客の来る都市でもあるので、様々な人種の人々が、様々なファッションでフツーに街を歩いていました。なにも「ベレー帽とボーダーシャツの白人ばかり」とまでは思っておりませんでしたが、ここまで多種多様な上、誰も自分以外の文化圏の人を白い目で見ないような、だからファッションなんかではなく、そんな態度こそがお洒落なんだなぁと強く感じました。

また、街並み自体にも、日本と違うところはたくさん見受けられました。建造物自体はこんな感じで、古い建物をそのまま利用するスタイル。
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一緒に行ったマネージャーの沼田さんと。僕がヘンな顔してるのは、いまフランスは"サマータイム"と呼ばれる蛭が極端に長い季節なので、この明るさでなんと夜9時だから単純に眠かったのです(笑)

それは以前行ったチェコや、日本でも京都に見られることなので、驚きはなかったのですが、例えばポストが黄色だったり、
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薬局が緑だったり、そんな日常的なところに文化の違いを感じました。
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特に薬局というか、十字マークは日本では赤ですよね。「」というと危険を現わす色なので、日本の場合は「危険な人は寄っといで~」という、薬を使わなければならない"現状"を現わしています。それに対し「」は安静を現わす色なので、フランスの場合は「治りたい人は寄っといで~」という、薬を使った"結果"を現わしている訳です。おもしろいですよね、今と後。絵を描いているので、色ばかりに注目してしまいますが、こんな些細なところからもフランスの方達の生活上での価値観が見て取れるようでした。

そんなことに感動しながらしばらく歩いていると、パリにもあの「ジュンク堂」があったので入店。すると…
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なんと僕の本が店頭に並んでいるじゃありませんか!しかも新刊の「きららちゃん」まで!! なんでもパリのジュンク堂は日本の本を中心に取り扱って置いていて、漫画好きのフランス人の方がフランス語版でなく、オリジナルの日本版(日本語)のものを買って行ったり、フランス在住の日本人の方が週刊誌や文芸書を買うのに重宝しているそうです。せっかくなので、急遽サイン本を作らせて頂きました。
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そして店長の九喜さんと、オーナーのリシャルドさんと記念撮影。
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パリ在住の方や、ご旅行に行かれる方は、店員さんは全員日本人なので、日本語でも大丈夫なジュンク堂・パリ店、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。特にオーナーのリシャルドさんはこう見えて、大学までずっと青森在住でしたので、津軽弁もOKです(笑) ただしお支払いは円ではなくユーロですのでお間違いなく。ルーブル美術館の近くです。
https://www.junku.fr/

ポストや薬局の色は違いましたが、やはりジュンク堂は日本と同じ"青緑"でした。(つづく)
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# by kazekissa | 2014-07-06 03:06 | 日記