イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。


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瓶に花。

昨日の絵日記はこういうことで、
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ドリーにお花を頂いたので、美大予備校に通っていた時、
黙って持って帰っちゃったデッサンモチーフ用の古いコーラ瓶にさして飾っているのです。
まさかコーラ瓶も10年間ほこり被り放っとかれ
「もう俺の人生、いやビン生なんてこんなもんだよな。
あんちゃん夢は見ちゃいけねーよ(映画「その男凶暴につき」より)。」
と2件目の居酒屋にはしごしようとしたところ、
まさか突然ピンクのガーベラを頭から指されるとは思いもしなかったでしょう。

まさにこのようなもので、僕の頭には今、彼女が刺さっています。
今まで蓋が開いてないだけでなく、中身もパンパンに黒い炭酸が詰まっていたので、
どうも重たかった。
しかももうとうに賞味期限なんて過ぎちゃってるもんだから、
捨てりゃいいのに、空っぽの瓶なんて業者に返されるだけと思っていて、
後生大事にもうねばついてきたコーラをお腹に抱えていたんだけど、
何せ古い技術でして、真空状態で密閉されていないもんだから、
水蒸気となり、絵になってもれるわ、歌になってもれるわ、挙句の果てに喋り出すわで、
もうなくなるんじゃないかと、心配で心配で眠れない日々を過ごしてきました。
いや、そんな詩的にロマンチックで生易しいもんじゃない、不眠症というやつです。
たぶんもう最近は中身の水分なんてなくなっていたんだけど、
外からマッキーの"太"で、まるで入っているかのように塗って、
水を入れて人に飲ませては「おいマスター、これ水じゃねーか!」なんて言われた際には、
「酔っ払ってるんじゃないですか?」とか、
「飲みすぎですよ。頭を冷やしてください」とか言って
その場しのぎで誤魔化していただけでした。
この模様は日記をさかのぼると、自動的にセルフドキュメントしていたようですが、
インターネットで複数が見る日記としては、まぁ、つまり何が言いたいかと申しますと、
「何にもいいことがないなぁ」と思ってるギリギリの人に対し、
愛情を持って、この恥かしいドキュメントは置いておこうということです。

おっと、最終巻の「あとがき」みたいにしみじみしてしまいましたが、違う違う。
花が枯れぬよう水をかえるドキュメントがまたはじまるのでチャンネルはそのままで。
その「はじめに」。


BGM:ベベチオ『お花畑』
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by kazekissa | 2008-02-27 07:06 | 日記

ガーベラ。

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BGM:AIR『ARE YOU SLEEPING BROTHER JOHN?』
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by kazekissa | 2008-02-26 02:59 | 日記

美しさ。

今日は久々のラジオ収録でした。
という趣旨の日記を、現在疲れ果てソファで眠ってしまった内木くんを背中に、
パソコンの電気だけをつけ、書こうと思います。

2人ともギチギチのスケジュールの中の無理な収録時間の為、
あまり寝ずに来てくれたせいか、
今日の収録は内木くんがあまり好調じゃなかったようで、気にしていました。
が、そんなことは気にしません。
毎回楽しみにして下さっているリスナーさんが置いてけぼりになる発言かもしれませんが、
おそらく僕が彼の一番のファンであるので、
彼の中で、一番長く続いているラジオを一緒にやれていることが誇りであり、
不調というのは、来たる好調へのただの上り坂でしょう。
第一、今日は遅刻せず来てくれたことが、
僕にとっては何より嬉しかったりします。

空調の音だけが響くとても穏やかな夜、
いつも以上に美しい言葉を択ぶのは、
5時間ラジオで話したのが、お尻とおしっこと悪口だったことを思い出して、
1日のトータルバランスを取ろうとしている仮初めの想いからかもしれません。
けれどみなさん、お尻とおしっこと悪口で疲れ果てて眠る30歳、
これ以上美しいものはないと、それだけは本当に思うのです、ぼくは。

いや…あの…やっぱり、お尻の方が美しいです。


BGM:KAN『丸いお尻が許せない』
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by kazekissa | 2008-02-25 03:07 | 日記

以下バ。

今日は大阪アニメーションスクールのイラスト科で特別授業をしてきました。

ラジオは勿論、打ち合わせなどで初対面の方と話す機会も多いので、
"イラスト界の古舘伊知郎"を豪語する程、トーク技術はそこそこだとは思いますが、
さすがに一回りも違う19、20歳の若者相手になると、
この古舘次郎も古立たないこともあるかと思い、
助っ人で月島淳之介先生改め、バイアグラ月島に着いて来てもらいました。
余談ですが、月島さん(以下バ)は古舘さんが苦手みたいで、
よく人は同じポジションの人の事が苦手になるといいますが、
そう考えると、嫌いな理由がひとっつも見当たらず、
ただの考えすぎのような気がするんだけど、
その辺りの自意識過剰ぶりが似てるのかもしれません。

授業は結局1時間半の予定が、気付けば3時間。
ずっと1人で喋っていました。
一言も話さずただただニコニコと横に居たバは、
終わった後、「お役に立てず…」と申し訳なさそうに言ってきましたが、
いやぁ、十分役立っ…いや、古立ったよ、バのおかげで。
石野卓球にピエール瀧が必要なように、
古舘次郎にバイアグラ月島は必要なのです。
あなたは僕の心のバファリン(以下バ)です。

月島さん、お疲れ様。どうもありがとう。
大阪アニメーションスクール・イラスト科の皆さん、
呼んでくれてありがとう。また会おうね。
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BGM:PUFFY×東京スカパラダイスオーケストラ『ハズムリズム』
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by kazekissa | 2008-02-21 01:53 | 日記

大惨事オイルショック。

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BGM:はっぴいえんど『空いろのくれよん』
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by kazekissa | 2008-02-20 04:38 | 日記

スカート。

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BGM:カジヒデキ『45 IS MAGIC NUMBER』
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by kazekissa | 2008-02-19 03:55 | 日記

鳥"ー。

今日はドリーと京都へ内藤ルネ展を見に行きました。
今まで同じ少女画でも中原淳一は共感できるけど、
何故か弟子で画風も似ている内藤瑠根(漢字ではこう書くらしい)には
今ひとつピンと来ず、「好きな画風なのになぜだろう…?」という霧が、
今回、気まぐれで展覧会を見に行ったおかげで晴れました。

内藤さん、いやルネちゃんは少女として少女を描いていたんだね。
女の子にしか生み出せないような可愛すぎてドロっとした世界がそこにある。
例えるなら真夏の甘すぎるケーキ。
だから、あまり男としては共感出来なかったんだなぁ、別腹じゃないから。
そして驚いたのは、薔薇族の表紙もずっと描いてたということ。
ソレイユより、そっちの男の子の方がもっとずっとリアルでセクシー。
竹久夢二や中原淳一の展覧会に比べ、男性客は僕一人で、
憧れと言うより、共感するのは、年齢も様々な恋する乙女達。
デパートで迷子になり、化粧品売り場の前を通り過ぎるような場違いな感覚。
とても勉強になりました。日曜日までISETAN7Fで開催中なので関西の方は是非。

その後、本当の迷子になり、京都の町をあっちこっち不安気に歩いている途中、
ドリーがコートのポケットに手を入れてきたので、ゴソゴソと弄ると、
チョコレートが入っていました。
言葉にならないので、リプトンに入り、お返しに絵を何枚か描いたその時です。
僕の少女は僕ではなくなったのです。
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BGM:宮村優子『ママ・トールド・ミー』
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by kazekissa | 2008-02-14 23:50 | 日記

寄ってらっしゃい。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのニューシングル
『転がる岩、君に朝が降る』が発売されましたね。
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僕はこの曲、今までの中で一番好きです。
パッと聴きはソフトで明るい印象ですが、
これまでにない程の力強く外へ向かったメッセージ性と、
まるで4つのタイヤが回り走る車のようなバンド演奏に、
ハッキリとした色合いを択びました。
また、同時に発表された3月5日発売のニューアルバム
「ワールド ワールド ワールド」のジャケットも手にとって実際見ると
また印象が変わってみえると思います。
12cm×12cmの正方形は小さいようで大きい世界です。
みんなiTuneなんかで音楽買わなけりゃいいのに。
いっぱい寄り道したらいいのに。
というメッセージを込めた訳じゃありませんが、
そんな気負いでいつも描いてます。
アナログ盤も出るということはきっと彼ら4人も同じ気持ちなのでしょう。
売り手というより、買い手として、ファンとして音楽が大好きなのです。
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昨夜フランス座へ行くと、顔見知りなものの、
今まであまり話したことのなかった方が、
大好きなb-flowerとビスケットファンが「実は僕も大好き」だと。
音楽に詳しい人はたくさん出会ってきたけど、
邦楽の、そんな人、今まで出逢った事なくて、
もうそれだけで「やった!」って感じがするね。
まるで、ずっと詰まってた鼻がメンソールで風も痛い程に。
やっぱ寄り道してみるもんだ。ね、奈緒ちゃん
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展覧会に向けての練習の為、会った方は「描いて」と遠慮なく言ってください。


BGM:セラニポージ『さよならイチゴちゃん』
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by kazekissa | 2008-02-11 23:43 | 日記

この雪は積もらない。

窓硝子をボツボツと叩く音で目覚めたので、
「今日は久々のバンド練習なのに、雨なんてテンション下がるなぁ…」
と思って、ブラインドも開けずに布団にくるまったまま、
近所に住む藤野リーダーに「練習、何時から?」と電話をかけ、
「そんなことより、雪凄いね!」と言う返答に窓を開けると、
今日の大阪はいつもの灰色でなく似て非なる銀色。
パソコンの色では同じなんだけどね。
大学の時は山に囲まれた富田林に下宿していたので、
冬の雪景色はそんなに珍しくはなかったけど、
市内に住むようになり、雪が積もったのをそういやはじめて見た。気がする。
嬉しいとか、楽しいとか、寂しいとか、そんな感情よりも早いスピードで、
真っ先に心臓に降り積もる牡丹雪にあんぐりしていると、
インターホンが現実の世界に僕を呼び戻す。
いつの間にか電話は切れていた。それくらい非現実的な光景だったのかぁ。
やっぱり冬はしんみりする。

ドアを開けると、小学校の時からの友達の修ちゃんだ。
修ちゃんとは高校までずっと一緒で、よく塾をさぼって公園で、
聖闘士星矢というより、車田正美先生の男気溢れる写真や発言の研究をしたり、
アダルトビデオをダビングする為に、互いの家のどでかいビデオデッキを持ち寄ったり、
そのビデオデッキにテープが絡まって抜けなくなったり、
当時怖かった修ちゃんのお父さんと(今では孫が出来てニコニコ)、
どう見ても18歳未満の僕らにいつも笑顔でレンタルさせてくれるビデオ屋のおばちゃんに、
どう言い訳しようかを考えたり…ってなんだ?僕らの思い出はそればっかりか。
じゃないけれど、と言うのもロマンチックに雪降る大阪で僕らは、
あれから10年以上経ってるのに、窓の外には目もくれず、
ビデオ→DVDとメディアが変わっただけで、全く同じことを繰り返してはケタケタと笑っていた。
さすがに同じ女優のものを25本連続で見ると少し飽きてきて、
ふと窓の外を見ると、まだまだ止みそうにない雪、雪。
あのお店にはきっと、この雪は積もっていない。
「○○書店」みたいなちゃんとした名前があるのに
「エロビデ屋」としか呼ばれないあのお店の屋根には。
中高生のリビドーと迎え入れるビッグマザーの笑顔がそれを溶かすからだー!!
はぁ、はぁ…犬みたいにちょっとテンション上げすぎちゃって疲れたけど、
積もっていたら、それはその時ということで、ちょっと寂しい。
やっぱり冬はしんみりする。

バンド練習の時間になり、修ちゃんの車で天王寺まで送ってもらう。
久々の練習で、サポートピアノのジョシーは初参加。
僕は新しいギターで、相変わらず遅刻。
藤野リーダーは新曲が楽しそうで、相変わらず休憩時間は休まない。
飼原さんは髪が肩まで伸びていて、相変わらずはじめのベース音を間違う。
豊福さんは髪型とメガネが新しくなっていて、相変わらず毒舌。
はじめにしては、落っこちてるヒントをいくつかポケットに入れ、
豊福さんは自身のバンド"シフゾウ"の練習へ、
残りのメンバーは食事。何故か今日はジョシーが人見知りしていない。
「男として見られてないということですか?」というリーダーの自虐突っ込みに、
「あは、は、ははは…」と洒落にならない返しをするジョシー。
モテ街道はまだまだ険しいようだね。がんばれみんな!負けるなS▲ILS!!
やっぱり冬はしんみりする。

家に着き、暖房をつけ、パソコンを立ち上げると、
ちょうど練習に出た頃に行き違いで届いたメールに、
「足滑らしてスッテンコロリとならないようにね」って、
拍子抜けして部屋の中でスッテンコロリ。
あの子に電話して今日あったこと全部話して寝よう。
雪はやんでもまだちょっと寒いので。そんなことは言えないけど。
やっぱり冬はしんみりする。
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BGM:b-flower『1965年のクリスマスタイム』
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by kazekissa | 2008-02-10 02:48 | 日記

カレンダー・カレンダー。

去年の年末年始は仕事詰めでバッタバタだったので、
2008年も、もうとうに2ヶ月も過ぎているというのに、
僕の部屋の壁にかかったカレンダーは「2007年12月」で時が止まったまま。
たったそれだけなのに、まさに紙切れ1枚の差なのに、
何か吹っ切れない大学5年生のような気分でモヤモヤと過ごしていたので、
昨日は京都でカレンダーを買いました。

そういえば一昨日髪も切りました。
担当の男性はお店を辞めてしまうそうで、
いつもより少し短めになっていたのは最後だったからかもしれません。
だけど、たったそんなことで街は色を変え、足取りは軽くなります。

そういえばその前にギターも買いましたね。
同じアコースティックギターなので、そんな極端に音の違いはないけれど、
形が好きなだけで、たったそんなことで、音楽たちが生まれ変わり、
おたまじゃくしは軽やかに水面を飛び跳ねます。

そしてこれらのことが僕の新しいカレンダーを揺らしはじめるのです。
幸せの青い鳥じゃないけど、春を告げる緑色の鳥も心の中に居るのかもしれませんね。
それもこれも僕が決めることです。明けました、おめでとうございました。
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BGM:ROCO『○×アーメン』
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by kazekissa | 2008-02-09 00:59 | 日記