イラストレーター、ミュージシャン中村佑介のオフィシャルブログ または心のおもらし。Twitterは@kazekissaまで。


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印象は。

大学の時、大好きだったたまが学祭に来てくれて、
そこで夕暮れの中聴いた、ある1曲がどうしても思い出せなくて、
歌詞もメロディもおぼろげで、印象だけを持ってこの6年間
ぼくの心のソファにもたれかかっていました。
CDを買い集めても、その曲はたぶん、たぶん入っていなくって、
あれは幻だったのかとさえ思っていました。
人間の記憶というのは一方で実に曖昧に出来ていて、
自分の都合のいいように思い込ませることもあるといいます。
「お金返したよ」「いや、返してもらっていない」、
この両者どちらとも嘘はついていないというケースが有り得るのです。

そんなことも忘れかけていた、先日夜、
たまの解散ラストライブのDVDを久しぶりに見ていたら、
"いわしのこもりうた"が突然心に響いて、これだ。これだ。この印象だ。
人間の脳というのはまた一方で、実に膨大な量の出来事を記憶しています。
忘れたと思っている出来事でも、実は引き出しの奥にしまってあって、
その引き出しを開くカギや場所がわからないだけなので、
「え~っと、う~んと、ココまで出掛かってるんだけど・・・」の時に、
ちゃんと思い出さないと脳の老化は進行していくそうですよ。

話は戻り、今まで何度もそのDVDは見ていたのに、
まさにたまの歌のように、ある晩だけぽっと声を出すこどももいるのでしょう。
1枚だけ持っていなかったラストアルバム「東京フルーツ」に入っていることがわかり、
さっそく次の日に、確かタワーレコード梅田NU店で昔見たなぁという記憶を頼りに
自転車を走らせると、ほんとにありました。

だけど手に取ったそのCDを買おうかどうか、ちょっと迷いました。
当たり前のことだけどもういないバンドの新譜は出ません。
(レアトラック集などを除いて、アーティスト本人の意向でという意味)
フィッシュマンズの時もそうでしたが、買っていなかった最後の1枚を手に入れてしまうと、
本当にその物語はぱたんと音を立てハードカバーが閉じ紐が締められ終わってしまいます。
たまについて気になっていたこと2つが同時に解決したのはいいものの、
結局買ったし、結論から言うと良かったんだけど、
やっぱり少し寂しい気持ちになりますね。
きっと秋のせいにしてしまいましょう。
皮肉にも"いわしのこもりうた"はこの季節に寄り添うように優しく響きます。


画像は似てる3点。
セザンヌ「オレンジとリンゴ」、芸術の秋、実りの秋ですね。
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たま「東京フルーツ」、脱退した柳原さんの"きみを気にしてる"のアンサーソング的な"学習"もいいですよ。
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キリンジ「Fine」、"Driffter"もこの季節にぴったりです。
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by kazekissa | 2007-11-13 19:00 | 日記