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出来ることと出来ないこと

昨日は17日(土)は北海道芸術高等学校・福岡キャンパスにて…
いいえ、聴き違いではありませんので、もう一度言いますね。
福岡にある北海道芸術高校にて、講演会の日でした。
僕も新幹線の切符を買う時ですら、頭が混乱して「北海道」を押しそうになりましたが、
行ってみると、紛れもない福岡らしい朗らかな先生方、生徒たちが迎えてくれました。
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着いてすぐに、福岡キャンパスの高橋先生と、
写真に後頭部が写っているマネージャーの沼田さんと3人で
すぐ近くにある「ブレジレイロ」という喫茶&洋食屋に
昼食を食べに行きました。
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僕はハンバーグ、沼田さんはドライカレー、高橋先生はオムライスと
別々なものを頼みましたが、ランチタイムなので共通して同じサラダが着いてきます。
そして、そこにはトマトが乗っていました。

実は、マネージャーの沼田さん、
これまで全国津々浦々を一緒に旅してきて、100回以上一緒に食事をしましたが、
トマトが大の苦手で、一度も食べた姿を見たことがありません。
サラダだけではなく、例えばピザに乗っている薄いトマトも、
全部はがして食べる程です。それじゃあただのチーズパンです。
「トマトが嫌いで残すなんて、子供みたいやなぁ。。。」と思うのですが、
「残すのは店に対して失礼!」というやはり大人の部分も持ち合わせているので、
必然的に僕のお皿にトマトがやってきます。
僕もトマトは好きではありませんが、健康面を考え、
自分の分と沼田さんの分、ふたつを食べるのが習慣となり、
最近はあまり気にすることもありませんでした。

しかし今回気付けば、沼田さん(38)のサラダ皿にトマトがありませんでした。
やはり年下である高橋先生(30)を前にして、頑張って食べたんだなと感心しました。
じゃあ僕も食べようと思い、自分のサラダを見ると、さっきは1個だったはずのトマトが、
2個に増えているじゃありませんか。
単に、沼田さんの業が目にもとまらぬ早さになっていただけでした。
大人になってもまだ成長することってあるんだ…ってバカ!!
そして、その一部始終を見ていた高橋先生からさらに驚きの一言。
「おふたりはそういうご関係なのですか!?」
確かにカップルや女の子同士では食事中「それとこれ交換しよ~」と
キャッキャしますが、これは違うんです。と余計怪しく見える程長々と弁解しました。

お料理は、ハンバーグ、カラシが添えてあって、とても美味しかったです。
本格的な珈琲と洋食屋の味をリーズナブルに楽しめるカフェ・ブラジレイロ、
福岡近辺の方はぜひ行ってみて下さい。地図はコチラ
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さて講演会会場に戻ります。この北海道芸術高校、通称「北芸」は
北海道からはじまった通信制高校で、札幌、福岡、仙台、名古屋、広島にも校舎があります。
そして今回僕が訪れた天神にある福岡キャンパスはその中でも一番新しく、
今年の4月から開校したので、生徒はなんとまだ10人ほどしかおりません。

沼田さんが所属する飛鳥新社も、12月には待望の2巻も発売される「夢をかなえるゾウ」や
柴田トヨさんの詩集「くじけないで」など、100万部を超えるたくさんのヒット作がありますが、
実は社員数は決して多くはありません。

つまりヒットする・しないは、会社の規模とは関係なく、
そのやり方によっていくらでも出来るということを、
僕も画集『Blue』を出版させて頂き、全国をサイン会で回った時に
身をもって知りました。少人数ならではの伝達の早さとフットワークの軽さで、
思いついたらすぐ実行→全国を飛び回り、
飛鳥新社は他の出版社に負けない本をたくさん生み出しているのです。
そしてそのふところにつけこみ、画集が出版されて3年もたっているのに、
僕はまだ、普段は営業が本業である沼田さんに、
ズルズルとこうして仕事や出張のマネジメントを続けてもらっております。
だから沼田さんのトマトも断る訳にはいかないのです。
そういう持ちつもたれずの暗黙の大人の関係なので、
高橋先生の食事中の見解もあながち間違ってはいないのでした。

この北芸・福岡キャンパスも同じ、少人数制ならではの良さを感じました。
もちろん、学校としてはこれから100人、200人と
生徒数を増やしていきたいという気持もあるとは思いますが、
いまの学生と先生方みんなの意見が行き届いた、風通しの良い人間関係。
それは何ものにも代えがたく、逆に僕が学ばせてもらったことがたくさんありました。

講演会には姉妹校である日本デザイナー学院の生徒さんたちも
たくさん遊びに来て下さいました。司会は大阪からかけつけてくれた
いつものなんば紅鶴・白鯨のオーナー・柏木くん。
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内容は最近の大きなトピックであった果汁グミのパッケージ、
AKB48・柏木由紀さんとのスピリッツのコラボレーショングラビア、
そして「夢をかなえるゾウ2」と同日の12月12日に
3巻が発売される東川篤哉著「謎解きはディナーのあとで」の装丁をメインに、
イラストレーションが一般にどう浸透させるかという事を、
両脇から下ネタと冗談のパンで挟んだ、ハンバーガーのような内容でした。

それよりも僕が驚いたのが、特に本校学生たちの手をあげる率の高かったこと。
普段講演会やトークショーにおいて、実は聞きたいことがあっても、
なかなかみんなの前で発言するのは恥ずかしくて、
質問コーナーではシーンとしてしまうものでした。
やはりこれも少人数制で培ってきた子供たちの自信と、
それを受け入れてきた先生方の度量あってこそのものだなと思いました。

実は先ほどからお話しに出ている高橋先生、
まだ30歳だというのに、結婚して10年、お子さんが4人もいらっしゃる愛妻家。
もし福岡近辺の中高生で、「学校はあまり好きじゃないけど、絵は好き」という方は
(僕もそうでした)、ぜひ北海道芸術高校・福岡キャンパスを考えに入れてみて下さい。
キャンパス見学会や学校説明会も随時開催しているようです。
楽しい状況で描いた絵は、もっと楽しい作品になります。
いまならそんな愛溢れる高橋先生も一人占め、いいえ10人占め
(こう書くと柔道の落とし技みたいですが…)できる特典つきです。

あらためて、北海道芸術高校・福岡キャンパスの先生方、生徒のみんな、
スタッフの皆さまをはじめ、来て下さった皆さま、どうもありがとうございました。
とても楽しかったです。また行きますので、新しく描いた絵を見せて下さいね。


帰りは博多駅にて、僕のイラストレーターとしての初仕事にして、
実に10年ぶりに再販された、福岡名菓「博多の女」ハチミツレモン味を購入。
さすがに地元では大々的に展開されていて、
このなつかしさと、新たな出会いこそが一番のお土産なのかもしれないなぁ。
そんな風に思った福岡の旅でした。
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by kazekissa | 2012-11-18 17:22 | 日記