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九州にて その3

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長崎のサイン会の後にあったFM長崎の取材で僕があまりに喋りすぎたので、
次の目的地佐賀行き終電の時間になってしまいました。
(番組も2部構成になってしまたみたい。平川さんスミマセン!)
夕飯はまだだったのでお腹が空いていたのですが、
もう時間もなかったので、向こうに着いてから食べることに決め、
改札機に切符を通した僕らを待っていたのは、長崎駅のハンパない誘惑でした。
何と駅の中にピクニックに行った時にあるような
机と椅子がセットになった休憩所があり、
そこで煙草を吸えるようになっているのです。
あぁ、終日全席禁煙時代に逆行しているが、何とわれわれに優しいんだと、
電車が来るまで2人とも煙草を吸っていると、次に奥からいい匂いがしてきました。
良く見ると、ホームにキヨスクではなく夜店が何点か出ていて、
焼きそばなんかのいい匂いが充満しています。
もはや、映画「氷の微笑」でノーパンで足を組みかえる
シャロンストーンにも負けないほどの長崎駅の誘惑、いやおそらく駅長の微笑に、
大のウィンナー好きな上、煙草と寒さと空腹で判断力が鈍っている沼田さんが
「え~い!もういいや!!」とフランクフルトの前で財布を開けようとしたので、
だったらきちんと食べちゃおうと、結局お弁当を買うことにりました。

そして佐賀入り。ホテルでグッスリ寝て、まずは書店周り。
ショッピングモールに入り昼食を取った後、
大きな窓にただただ広がる田園風景を見て、
沼田さんは退屈してしまい、いつもの一人遊びをはじめてしまいました。
長崎へ行った時も真理藻ちゃんに「痩せた?ちょっと会わない間に綺麗になって」
と女性なら誰でもが喜ぶ台詞を吐いても、
「額に嘘って描いてありますよ」とすぐに返されるくらい、
沼田さんの笑顔には長年の営業仕込みの嘘がこびり付いています。
しかしずっと一緒に旅している僕"ナカえもん"は知っています。
沼田営業課長がひとりの少年"ぬま太くん"として嘘ひとつない本当の笑顔になる瞬間を。
そのひとつがこの一人遊びをしている時です。
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何をしているかと言うと、まずはトークショーやサイン会中の
僕や真理藻ちゃん、また季刊エス編集部のみんなを隠し撮りします。
またそれが天才的な確率で白眼を剥いていて、
その部分をカメラのモニタで思う存分拡大して一人でゲラゲラ楽しんでいるのです。
高性能カメラに定評のあるオリンパス泣かせの技だこと。
しかも困ったことにその時だけは、一点の曇りもない本当の笑顔になるのですね。
もうひとつは、最後にお教えしましょう。

そして昼食も書店周りも終えて僕らは佐賀のサイン会会場である
積文館書店佐賀デイトス店に向かいます。
佐賀というのも土地のイメージが全くなかったし、
正直僕も「何もないとこだな~」と退屈に思っていたのですが、
集まってくれた方々のなんと個性豊かなこと!
ちょっと紹介するだけでも、NHKのアナウンサーの方が来てくれたと思ったら、
次に待っていたのは偶然別の局のラジオDJをしている女性、
季刊エスに投稿している僕の大学の後輩の女の子、着物を作ってる男の子、
お小遣いを出しあって2人でひとつの画集を買ってくれた高校生、
7人くらいで来てくれた美術系高校の女の子たち、
「何もしてない」と言いつつ何か企んでそうな若者、
突然プロポーズしてくれた花屋の女の子、
かと思いきや、もっと直接的にサインしている間中
僕のほっぺたを執拗に触り続ける女性、
そして後ろからも何か鼻息を感じるなぁと思って振り返ると、
僕の手元をずっと覗いていたおばあちゃん。

そのように、佐賀には面白い人がたくさんいるので、
夜までやってる繁華街もアミューズメントパークも別にいらないんですね、きっと。
集まってくれた皆さま、積文館書店佐賀デイトス店スタッフの皆さま、
本当にどうもありがとうございました。

そして次の日は九州の最後の地、大分の書店めぐりをして、
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念願の"鶏天"も食べ、空港に着いた僕は見ました。
「すみません、これしかチケットが取れなかったんです…」
と僕を残し、1時間早い便で東京に戻れる沼田さんの、
喜びを隠しきれない横顔から漏れた笑顔を。
もうひとつとはこのことだったのですが、
憎ったらしいので、僕にはどうか嘘のままでいて下さい!
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(おわり)
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by kazekissa | 2010-03-16 06:09 | 日記